信号待ちでの予期せぬ追突事故
ある年の春、埼玉県内で車を運転していたAさん(40代・男性)は、信号待ちで停車中に突然の衝撃に見舞われます。
「信号で止まっていたら、後ろからドンッと追突されました。完全に不意打ちでしたね。すぐに病院へ行き、むちうちと診断されました」
Aさんは事故のショックと体の痛みに顔をしかめます。
「それから治療を始めたのですが、痛みはなかなか改善せず、一進一退の状況が続きました」
非情な治療打ち切りの示唆と募る不信感
事故から数ヶ月が経った頃、相手方の保険会社の担当者から連絡が入ります。
「『そろそろ治療を終わりにしませんか』と、打ち切りをほのめかされたんです。こちらはまだ痛みが続いているのに、一方的に話をすすめようとする態度に強い不信感を抱きました」
さらに保険会社の担当者は「後遺障害が認定されれば慰謝料が増えるから、それで今後の治療を」といった説明をしたといいます。
「そんなことを言われても、本当にそういうものなのか分からず、どうしていいか途方に暮れてしまいました」
弁護士への依頼と示談交渉のゆくえ
保険会社への不信感と将来への不安から、Aさんは自身の自動車保険に付いていた弁護士特約を使い、弁護士に相談することを決意します。
「弁護士さんに依頼し、まずは後遺障害の申請をお願いしました。ですが、結果は非該当。痛みが残っているのに認められず、悔しい思いでした」
後遺障害は認められませんでしたが、弁護士はすぐに示談交渉を開始。
「休業損害についても保険会社と揉めていたのですが、弁護士さんが粘り強く交渉してくださり、最終的に慰謝料なども含めて納得のいく内容で合意することができました。保険会社とのやり取りから解放されただけでも、精神的に本当に楽になりました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社の言う通りにしていたら、十分な治療も受けられず、悔しい思いをしていたかもしれません。まだ痛いのに治療を打ち切られそうになった時の不安は、経験した人にしか分からないと思います。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、一人で抱え込まずに、すぐに専門家である弁護士さんに相談することをおすすめします」