突然の事故と、心身に受けたダメージ
ある年のこと、長野県にお住まいのNさん(70代・女性)は、思いがけない事故に遭われました。今回は、娘様にお話を伺います。
「母が狭い坂道を歩いてのぼっていたところ、対向から来た自動車のミラーが右腕にぶつかったと聞きました。突然のことで、本当に驚いたようです」
事故後、Nさんは手首から指にかけての捻挫や打撲と診断され、接骨院や整形外科での治療を開始しました。
「しばらく通院を続けていましたが、体の痛みだけでなく、事故のショックからか精神的にも落ち込んでしまって…。途中からは心療内科にも通うことになりました」
約87万円の提示額、その妥当性への疑問
手首などの治療は数ヶ月で一区切りつきましたが、Nさんは精神的な不調から心療内科への通院を続けていました。そんな中、相手方の保険会社から示談金の提示があります。
「保険会社から提示された金額は、約87万円でした。内訳を見ても、これが母の受けた損害に見合う妥当な金額なのか、私たちには全く判断がつきません。母の治療はまだ続いているのに、この金額で合意してしまって本当に良いのか、とても不安になりました」
早く解決したい気持ちと、正当な補償を受けたい気持ちの間で、Nさん親子は板挟みになっていました。
弁護士の交渉で休業損害が満額に!約63万円の増額
「提示額の妥当性が分からず、専門家の判断を仰ぎたいと思い、弁護士さんに相談することにしました」
依頼を受けた弁護士は、速やかに保険会社との示談交渉を開始。当初の提示では約30万円弱だった主婦としての休業損害について、粘り強く交渉を行います。
「交渉の結果、休業損害は請求額の満額である約59万円が認められました。慰謝料なども含め、最終的な示談金は151万円以上となり、当初の提示額から60万円以上も増額されたんです。これには本当に驚きましたし、専門家にお願いして良かったと心から思いました」
Nさんの「早く解決したい」という意向を尊重しつつ、最大限の成果を得ることができました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もし私たちが保険会社の提示をそのまま受け入れていたら、60万円以上も低い金額で示談していたことになります。そう思うと、本当にぞっとします。素人では分からない賠償金の内訳や計算も、弁護士さんなら正当な基準で交渉してくれます。保険会社から提示があったら、すぐにサインするのではなく、一度立ち止まって専門家に相談することをお勧めします。それだけで結果が大きく変わるかもしれません」