突然の事故と、後から発覚した深刻な怪我
ある年のこと、Tさん(50代・女性)は、東京都内の住宅街を歩行中に事故に遭いました。
「日傘を差して歩いていたのですが、補充作業中のトラックを避けて道路の中央に出たところ、突然現れた車に日傘を接触させられました。その反動でトラックに体をぶつけてしまったんです」
当初は頸椎捻挫や腰椎捻挫と診断されていましたが、事故から5ヶ月経っても左手首の痛みが引きませんでした。
「改めてMRIを撮ってもらったら、TFCC損傷だと判明しました。すぐに手の専門病院に転院し、手術を受けることになりました」
予期せぬ手術に、Tさんは大きなショックを受けました。
手術の痛みと、保険会社とのやり取りへの苛立ち
手術は無事に終わったものの、Tさんの苦しみは続きます。
「手術で腕に9cmほどの傷が残り、今もスクリューが6本入ったままです。将来的に抜きたいのですが、医師からは否定的な見解を示されており、この傷や痛みがずっと残るのかと思うと、本当に気が滅入りました」
そんな中、相手方の保険会社から示談に関する連絡が入ります。
「パートを休んだ分の休業損害は提示されましたが、金額が少ないように感じました。家事にも大きな支障が出ていたのに、その点が正当に評価されていない気がして…。このまま示談していいのか、とても不安でした」
弁護士への依頼と、後遺障害12級認定という結果
「後遺障害の申請もどうすればいいかわからず、休業損害にも納得できなかったので、専門家である弁護士さんに相談することにしました」
Tさんの依頼を受け、弁護士は後遺障害の被害者請求を行いました。
「弁護士さんが手続きを進めてくれた結果、手首のTFCC損傷で後遺障害12級が認定されたんです。まさか後遺障害が認められるとは思っていなかったので、本当に驚きましたし、心から安堵しました」
その後の示談交渉もすべて弁護士に任せ、Tさんは治療に専念することができました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故の直後は分からなくても、私のように後から深刻な怪我が見つかることがあります。保険会社の言うがままにせず、少しでもおかしいな、納得いかないなと思ったら、すぐに弁護士さんに相談するべきです。専門家がいると、精神的な負担が全く違いますし、正しい補償を受けることにも繋がると思います」