歩行中の事故と、後から判明したTFCC損傷
ある年のこと、兼業主婦のTさん(50代・女性)は、東京都内の住宅街を歩行中に突然の事故に見舞われました。
「トラックを避けて道路に出たところ、来た車に日傘をぶつけられ、その勢いでトラックに衝突しました。加害車両は一度立ち去ろうとしたのですが、目撃者の方が引き留めてくれたんです」
当初は打撲や捻挫と診断されましたが、事故から5ヶ月後、痛みの続く左手首がTFCC損傷であることが判明。Tさんは手術を受けることになりました。
不十分な休業損害と、見えない賠償金の全体像
手術を終え、今後の補償について考え始めたTさんでしたが、相手方保険会社とのやり取りで不安が募ります。
「パートの休業損害として70~80日分が提示されましたが、金額が少ないと感じました。兼業主婦として家事にも支障が出ていたのに、その分が正当に評価されていない気がして…。今後の治療費や慰謝料がどうなるのかも分からず、とても不安でした」
弁護士特約がなかったため費用倒れも心配になり、どうすればよいか分からなくなってしまったとTさんは語ります。
弁護士依頼で後遺障害12級認定、賠償金974万円で解決
「このままではいけないと思い、費用面の不安はありましたが、勇気を出して弁護士さんに相談しました」
依頼後、弁護士はすぐに後遺障害等級認定に向けた手続きを開始しました。
「弁護士さんが被害者請求をしてくださり、手首のTFCC損傷で12級が認定されました。保険会社から提示される前に示談交渉をはじめたのですが、最終的に自賠責保険からの224万円も含めて、合計974万円で解決することができました」
逸失利益についても弁護士が粘り強く交渉し、より有利な条件で合意に至りました。「専門家にお願いして本当に良かったです」とTさんは振り返ります。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示された金額が妥当なのか、素人には分かりません。私の場合、最初に提示された休業損害は十分なものではありませんでした。弁護士さんに依頼したことで後遺障害も認められ、賠償金も大きく変わりました。費用が心配な方もいるかもしれませんが、正しい補償を受けるために、まずは相談してみる価値は十分にあると思います」