当て逃げ未遂、不誠実な加害者に怒り
2020年の春、パート勤めの主婦であるKさん(40代・女性)は、愛知県内の銀行駐車場で停車中、バックしてきた車に追突される事故に遭いました。
「ぶつかってきたのに、相手はそのまま行こうとしたんです。慌てて引き止めました。その不誠実な態度に、まず強い怒りを感じました」
事故後、Kさんは頚椎捻挫と腰部挫傷と診断され、約5ヶ月間の治療を余儀なくされます。
「体は痛いし、相手の態度は悪いしで、本当に最悪な始まりでした」
主婦の休業損害を認めない保険会社
治療を終え、いよいよ示談交渉へ。Kさんは保険会社と直接やり取りする精神的な負担を考え、賠償額の提示を受ける前に弁護士に依頼しました。
「弁護士さんにすべてお任せすることにしました。すると、弁護士さん経由で届いた相手方からの最初の提示額は66万円ほど。特に、パートと主婦業を両立している私の休業損害が、ほんの数日分しか認められていなかったんです。これには到底納得できませんでした」
紛争処理センター利用で121万円へ増額
弁護士は、休業損害などが不当に低いとして保険会社と交渉を重ねましたが、大きな譲歩は得られませんでした。そこで、紛争処理センターでの解決を目指すことになります。
「弁護士さんが『紛争処理センターを使いましょう』と提案してくれました。難しい手続きはすべてお任seできたので、安心でした」
弁護士が紛争処理センターで粘り強く交渉した結果、保険会社は休業損害の増額を認め、最終的に賠償金は1,214,354円で示談が成立しました。
「最初の提示額から倍近くになりました。特に争点だった休業損害をきちんと認めてもらえたのが嬉しかったです。専門家にお願いして、本当に良かったと思います」
納得できない提示額なら、まず相談を
「もし弁護士さんに頼んでいなかったら、保険会社の言い値で、半分近いお金しか受け取れなかったかもしれません。特に主婦の休業損害は低く見積もられがちだと聞きました。提示額に少しでも疑問を感じたら、諦めずに弁護士さんに相談してみてください。私の場合は弁護士特約で費用負担もなかったので、使わない手はないと思いました」