少年野球で右目にボール直撃。将来を奪われた息子の悲しみ

10代 男性 宮崎県
Tくんのお母様

「まだ中学生なのに、右目の中心が見えないなんて…。将来を考えると、親として本当に悔しくてたまりません」

大好きだった野球で負った右目の怪我。息子の将来への不安と悲しみ。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
個人情報保護の観点から編集を加えています

まさか…練習中のボールが息子の右目に

2018年の秋、当時小学生だった息子さんは、宮崎県内で所属する少年野球チームの練習中に、思いもよらない事故に遭いました。語ってくれたのは、息子さんに寄り添ってきたお母様です。

「あの日、息子は少年野球チームの練習に参加していました。指導者の方が投げた練習用のボールが、息子の右目に強く当たってしまったんです」

「すぐに病院へ連れて行きましたが、右目の視力が大きく落ちてしまいました。ものの中心部分が見えない状態だと言うんです。あんなに野球が好きだった子が…と思うと、胸が張り裂けそうでした」

戻らない視力と将来への不安

息子さんは懸命に治療を続けましたが、視力が元に戻ることはありませんでした。

「息子は1年近く通院を続けましたが、視力は回復しませんでした。後遺障害13級という重い等級が認定され、将来、運転免許は取れるのか、就ける仕事に制限が出てしまうのではないかと、不安でいっぱいになりました」

しかし、お母様の不安をよそに、保険会社の対応は冷たいものでした。

「それなのに、加害者側の保険会社は『息子に将来の収入減はない』の一点張り。私たちの不安な気持ちを全く理解してくれませんでした。ただただ悔しくて、やりきれない思いでした」

弁護士に託した息子の未来

保険会社とのやり取りに限界を感じたお母様は、専門家に助けを求めます。

「このままではいけないと思い、弁護士さんに相談することにしました。私たちの代わりに、保険会社と粘り強く交渉してくださったんです」

弁護士は、視力矯正が不可能であることや、将来への影響の大きさを主張。しかし、交渉が長引くにつれ、息子さん自身が精神的に疲弊してしまいます。

「息子自身が『もう早く終わらせたい』と望んだため、100%満足のいく形ではありませんでしたが、それでも弁護士さんが入ってくださったおかげで、最終的には納得できる形で示談することができました。一人ではここまで戦えませんでした」

子どもの将来のために、諦めないで

「子どもの将来に関わる大きな怪我で、親として本当に辛い日々でした。保険会社の対応には何度も心が折れそうになりました。でも、専門家である弁護士さんに相談したことで、精神的な負担が軽くなり、きちんと補償の話を進めることができました。もし同じように、お子さんの事故で悩んでいる方がいたら、絶対に一人で抱え込まず、弁護士さんに相談してほしいです」