突然の訃報、88歳の父が自転車事故で…
ある年の冬、岐阜県内で暮らすIさん(80代・男性)の息子様のもとに、突然の訃報が届きました。
「父が交通事故で亡くなった、と。にわかには信じられませんでした。自転車で走行中に軽自動車と衝突し、外傷性出血性ショックで事故の約1時間後には息を引き取ったと聞かされ、頭が真っ白になりました」
突然の悲劇に、ご遺族はただ呆然とするしかありませんでした。
癒えぬ悲しみの中、加害者の信じられない行動
悲しむ間もなく葬儀の準備に追われる中、ご遺族はさらに心を乱される出来事に直面します。
「お通夜の晩、何の連絡もなく加害者が現れたんです。弔問客だと思い案内してしまったのですが、事故の当事者だと名乗られて…。妻も顔を合わせてしまい、ひどくショックを受けていました。あまりに無神経な振る舞いに、ただただ怒りがこみ上げました」
癒えぬ悲しみの中、加害者の対応への不信感が募っていきました。
弁護士と共に闘った裁判、父の無念を晴らすために
「加害者への刑事処罰も罰金刑という軽いもので、このままでは父が浮かばれない。そう思い、弁護士さんに依頼することを決意しました」
弁護士は、ご遺族の気持ちに寄り添い、すぐに民事裁判の手続きを進めました。亡くなったIさんが車道の右側を走行していたことが争点となりましたが、弁護士は粘り強く交渉を続けました。
「私たちの気持ちを汲んで、裁判で加害者本人への尋問も実現してくれました。法廷で直接問い質してくれたことで、少しだけ気持ちの整理がついた気がします。最終的に、私たちの主張が認められる形で和解することができました」
突然の悲劇にどうしていいか分からない方へ
「大切な家族を突然失った悲しみは、経験した者にしか分かりません。それに加え、加害者の心ない対応に苦しめられるのは本当につらいことです。私たちは弁護士さんに依頼したことで、法的な手続きだけでなく、精神的にも大きく支えられました。一人で抱え込まず、専門家に相談することで、きっと道は開けると思います」