88歳の父を奪った突然の事故
ある年の冬、Iさん(80代・男性)は、岐阜県内で自転車に乗車中、軽自動車と衝突する事故に遭いました。
「父が事故で亡くなったと聞き、すぐには状況が理解できませんでした。事故からわずか1時間で息を引き取ったと知り、家族一同、深い悲しみに沈みました」
穏やかだった日常は、この事故を境に一変してしまいました。
葬儀費用はどうなる?賠償金への募る不安
「父が亡くなり、悲しみに暮れる暇もなく葬儀の準備に追われました。まず、この葬儀費用は誰が負担するのか、加害者側に請求できるのかも分かりませんでした。今後、保険会社から賠償金が提示されるのでしょうが、父にも過失があったとされ、一体いくらになるのか、見当もつきませんでした」
そんな不安な状況の中、加害者が何の連絡もなくお通夜に現れるなど、ご遺族の精神的な負担は増すばかりでした。
弁護士依頼で裁判へ。最終的に和解金2300万円を獲得
「このままではいけないと考え、相手方の保険会社から賠償額の提示がある前に弁護士さんに相談し、交渉を依頼しました」
まず弁護士は葬儀費用を請求し、速やかに全額が支払われました。その後、保険会社から約1671万円の賠償額が提示されましたが、ご遺族が納得できる金額ではありませんでした。
「弁護士さんはすぐに裁判を起こしてくれました。父が車道の右側を走っていたという不利な点もありましたが、粘り強く交渉してくださり、最終的には裁判所の和解案で、2300万円の和解金を獲得できました。先に支払われた葬儀費用と合わせると、総額で約2380万円以上になります。専門家にお願いして本当に良かったです」
適正な賠償金を受け取るために
「もし私たちだけで交渉していたら、保険会社の言うままの金額で終わっていたかもしれません。交通事故の賠償金は非常に専門的で、被害者側に不利な条件を提示されることもあります。悔しい思いをしないためにも、早い段階で専門家である弁護士さんに相談することをお勧めします。それが、亡くなった家族の無念を少しでも晴らすことに繋がると思います」