非接触事故で骨折、長期治療と後遺障害
ある年の秋、理容師として働くFさん(40代・男性)は、バイクで都内の交差点を走行中に事故に遭いました。
「交差点を直進していたら、対向の車が突然右折してきました。衝突を避けようと急ハンドルを切った結果、転倒してしまったんです。相手の車にはぶつかっていません」
この非接触事故により、Fさんは左肩と左足を骨折。約49日間の入院と、約2年にわたる長い治療生活の末、肩には機能障害が残り、後遺障害12級6号が認定されました。
後遺障害12級に対する不当な提示額
長い治療を終え、ようやく示談交渉へ。しかし、相手方の保険会社から提示された金額は、Fさんをさらに苦しめるものでした。
「保険会社からは、こちらの過失が3割あるとして、最終的な手取り額として約283万円が提示されました。後遺障害慰謝料や逸失利益も含まれていましたが、後遺症を抱えて生きていくことを考えると、この金額では到底納得できませんでした」
ご自身の店を開いたばかりだったFさんにとって、体の不自由さと不当に低い賠償額は、将来への大きな不安としてのしかかりました。
弁護士交渉で355万円の増額に成功!
「提示額が妥当なのか分からず、このままサインしていいものかと悩みました。そこで、自分の自動車保険についていた弁護士特約を利用して、専門家の意見を聞くことにしたんです」
依頼を受けた弁護士は、賠償額の増額交渉を開始。物損で合意済だった過失割合の変更は困難でしたが、交渉の末、後遺障害慰謝料を裁判基準の95%で認めさせることに成功しました。
「最終的に、賠償金の総額は638万円以上になりました。最初の提示額から355万円近くも増額したことになります。専門家に任せなければ、こんな結果にはならなかったと思います。本当に感謝しています」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示される金額が、必ずしも適正な額だとは限りません。特に後遺障害が残った場合は、その後の人生に大きく影響します。私のように弁護士特約に入っていれば、費用を心配することなく依頼できます。少しでも提示額に疑問を感じたら、諦める前に一度、弁護士さんに相談してみてください」