駐車場での突然の事故と利き腕の骨折
ある年の夏、スーパーの駐車場を歩いていたKさん(70代・女性)を突然の悲劇が襲います。
「駐車場を歩いていたら、いきなり車にドンとぶつかられたんです。気がついたら右腕を骨折していました」
過失は100%相手方にありましたが、事故の衝撃はKさんの心と体に深い傷を残しました。
「私は富山県で一人暮らしをしています。利き腕である右腕が全く使えなくなってしまい、これからどうやって生活していけばいいのか、目の前が真っ暗になりました」
終わらない痛みと募る不安
事故後、遠方に住む息子さんや娘さんが交代で駆けつけ、1ヶ月ほど付き添ってくれたといいます。
「息子たちが来てくれて本当に助かりました。でも、いつまでも頼るわけにはいきません。その後はヘルパーさんを頼みましたが、痛みがなかなか引かず、治療は約半年にも及びました」
相手方の保険会社からは治療費の支払いはありましたが、今後の生活や補償について、Kさんは大きな不安を抱えていました。
「このままで本当にいいのだろうか、そんな思いがずっとありました」
弁護士への相談と心穏やかな解決
事故から半年以上が経過した翌年の春、息子さんの勧めで弁護士に相談することに。
「保険会社から示談金の提示はありましたが、この金額が妥当なのか分からず、息子が弁護士さんを探してくれました」
依頼を受けた弁護士は、保険会社と交渉を開始。Kさんが利き腕の骨折によって日常生活に大きな支障が出たこと、家族の付き添いやヘルパーの利用が不可欠だったことを丁寧に主張しました。
「私が直接やり取りする必要はなく、すべて弁護士さんが間に入ってくれました。そのおかげで、私は治療に専念することができ、精神的にとても楽になりました。最終的に、こちらの主張をほとんど認めてもらい、満足のいく形で示談することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故に遭うと、体の痛みだけでなく、これからの生活のこと、お金のこと、いろいろな不安が押し寄せてきます。特に私のように一人暮らしだと、その不安は計り知れません。保険会社の言うことがすべて正しいとは限りません。少しでも疑問に思ったら、専門家である弁護士さんに相談することをお勧めします。きっと力になってくれるはずです」