転職初日に起きた悲劇の事故
ある年の秋、新しい会社での勤務初日だったTさん(20代・男性)を、突然の悲劇が襲います。
「静岡県内でバイクに乗って直進していたところ、いきなり対向車が右折してきて、避けきれずに衝突してしまったんです」
この事故でTさんは鎖骨を骨折する大怪我を負い、手術と9日間の入院を余儀なくされました。
「まさか転職したその日に事故に遭うなんて、本当にショックでした。これからどうなってしまうのかと、目の前が真っ暗になりました」
残った感覚障害と保険会社への不信感
Tさんは事故から約1年半にわたって懸命に治療を続けましたが、体には異変が残ってしまいました。
「治療を終えても、手術した鎖骨のあたりの感覚が戻らなかったんです。触っても麻痺しているような感じで、すごく気持ちが悪くて…。この症状について後遺障害の申請をしたところ、14級9号が認定されました」
後遺障害が認定された後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、Tさんはその内容に疑問を抱きます。
「提示された金額を見て、『本当にこれで終わりなの?』と。この感覚障害が今後どうなるか分からないのに、この金額で納得していいのか、全く分かりませんでした」
弁護士への依頼と納得のいく解決
保険会社の提示額に納得できなかったTさんは、弁護士へ相談することに決めました。
「提示額が妥当なのか自分では判断できず、不安になって弁護士さんに相談することにしました。後遺障害が残っていることへの補償をしっかりしてもらいたいと伝えました」
Tさんの依頼を受けた弁護士は、保険会社と交渉を開始。相手方保険会社は当初「感覚障害は仕事に影響がない」と主張していましたが、弁護士が粘り強く交渉を重ねました。
「最終的に、弁護士さんにお願いしたことで、当初の提示額から大幅に増額した金額で示談することができました。専門家の方に交渉をすべて任せられたので、精神的にもすごく楽になりました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故に遭うのも初めてでしたし、後遺障害が残るなんて思ってもいませんでした。保険会社から言われた金額が正しいのかどうか、素人には判断できません。私のように、後遺障害が認定されても、保険会社の提示が必ずしも適正とは限りません。少しでも疑問や不安を感じたら、専門家である弁護士さんに相談することが、納得のいく解決への一番の近道だと思います」