突然の衝突事故と長い治療生活
ある年の冬、Kさん(50代・男性)は、都内の優先道路をバイクで走行中に予期せぬ事故に遭います。
「脇道から車が突然バックで飛び出してきて、避けきれずに衝突しました。強い衝撃で転倒し、左の鎖骨を骨折してしまいました」
事故後、Kさんは長い治療生活を余儀なくされます。
「骨折した鎖骨の痛みはもちろん、左手には痺れも残ってしまって…。約1年4ヶ月もの間、200日以上もリハビリに通い続けました。本当に辛い日々でした」
後遺障害認定と保険会社の非情な対応
長い治療の末、残念ながらKさんの左手の痺れは完治しませんでした。後遺障害の申請を行った結果、「左鎖骨の変形」などにより後遺障害等級12級5号が認定されます。
しかし、相手方の保険会社の対応は厳しいものでした。
「後遺障害等級が認められて少し安心したのも束の間、保険会社は『鎖骨の変形は労働能力に影響しない』の一点張りで、将来の減収分である逸失利益を0円と主張してきたんです。まだ痺れも残っていて、仕事にも影響があるのに、あんまりな対応だと思いました」
さらに、治療期間に対する傷害慰謝料も低い金額しか提示されず、Kさんの不信感と怒りは募るばかりでした。
弁護士の交渉で勝ち取った正当な補償
「このままでは泣き寝入りになってしまう。そう思い、弁護士さんに相談することにしました。後遺障害が認められているのに逸失利益が0円なのは納得できないと、必死に訴えました」
依頼を受けた弁護士は、Kさんの代理人として保険会社と交渉を開始。当初0円とされていた逸失利益について、「労働能力喪失率5%を5年間」という形で認めさせ、後遺障害慰謝料も裁判で用いられる基準の95%で交渉をまとめました。
「弁護士さんが粘り強く交渉してくれたおかげで、逸失利益をしっかり認めてもらうことができました。最終的に、後遺障害部分で十分な補償を受けることができ、本当に安心しました。専門家にお願いして良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「後遺障害が認定されても、保険会社は色々な理由をつけて賠償金を低くしようとしてきます。私の場合は『逸失利益0円』でした。もし知識がなければ、保険会社の言う通りにしていたかもしれません。体に痛みが残っているのに、補償まで受けられないなんて、二重の苦しみです。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、一人で抱え込まず、すぐに専門家である弁護士さんに相談するべきだと思います」