突然の事故と狂った人生設計
大学3年生だったある年、Aさん(20代・女性)の日常は、一台のタクシーによって打ち砕かれました。都内の交差点を青信号で横断中、左折してきたタクシーに衝突され、左足を2本も骨折する大怪我を負ったのです。
「2ヶ月も入院し、退院後も治療が続きました。一番大事な時期だった就職活動は完全に狂ってしまい、松葉杖での活動を余儀なくされました。悔しくてなりませんでした」
提示のないまま募る不信感
Aさんのご両親が相手方のタクシー共済とやり取りをしていましたが、治療が終わっても具体的な賠償金の提示はありませんでした。
「これからどうなってしまうのか、ちゃんとした補償を受けられるのか、毎日が不安でした。保険会社から提示される前に、こちらから示談交渉を始めるしかないと考え、弁護士さんに相談することにしたんです」
Aさんは、このままでは泣き寝入りになってしまうのではないかと、強い危機感を抱いていました。
困難な交渉の末、示談金100万円を獲得
依頼を受けた弁護士は、すぐに相手方のタクシー共済との交渉を開始しました。しかし、その道のりは困難を極めます。
「弁護士さんから『必要な資料の提出を拒否された』と聞いた時は、本当に腹が立ちました。『人のふんどしで相撲をとるな』などと言われたそうです。あまりに不誠実な対応に呆れました」
さらに、Aさんに1割の過失があるという主張にも納得がいきませんでした。しかし、弁護士が粘り強く交渉を重ね、慰謝料の計算方法などで有利な主張を通した結果、最終的に示談金として100万円を獲得することができました。
「提示が全くなかった状態から、100万円という金額を勝ち取っていただき、本当に感謝しています」
納得のいく解決のために専門家の力を
「今回は弁護士特約がありませんでしたが、それでも弁護士さんに依頼して本当に良かったです。相手の保険会社、特に共済などは対応が厳しい場合があると聞きます。素人では太刀打ちできません。賠償金が提示されない、提示額に納得できない、相手の態度が不誠実だと感じたら、すぐに専門家である弁護士さんに相談するべきだと思います」