記憶を失うほどのバイク事故
2019年の夏、Tさん(30代・男性)は、東京都内で仕事の移動中に起きたバイク事故で、人生が大きく変わるほどの重傷を負いました。
「片側3車線の道路をバイクで直進していたところ、対向車線を走っていた車が突然右折してきて、避けきれずに衝突しました」
事故の衝撃は凄まじく、Tさんは事故当時の記憶を完全に失っていました。診断された怪我は、右足の開放骨折、くも膜下出血、複数の肋骨骨折、肺挫傷、両肩の脱臼、腰椎の骨折など、全身に及ぶ深刻なものでした。
後遺症と失われたキャリアへの葛藤
約2週間の入院と複数回の手術を経て、Tさんは長いリハビリ生活に入りました。
「大怪我だったので、回復までには長い時間がかかりました。事故の影響で半年以上も仕事を休むことになり、その間に顧客も離れてしまって…。結局、居づらくなって会社を辞めることになりました」
2021年の初夏、症状固定となり、腰の痛みと右足の麻痺について後遺障害等級14級が認定されました。
「後遺障害が認められたものの、この先の人生を思うと、失ったものの大きさに愕然としました。保険会社から提示された金額も、とても納得できるものではありませんでした」
弁護士に託した示談交渉の行方
保険会社から提示された約146万円という金額に疑問を感じたTさんは、弁護士に相談することを決意します。
「後遺障害等級は認定されたものの、これが妥当な金額なのか分からず、増額してもらいたい一心でした」
依頼を受けた弁護士は、直ちに保険会社との交渉を開始。Tさんの怪我の重篤さや後遺症が今後の人生に与える影響、事故でキャリアを中断せざるを得なかった事実を丁寧に主張しました。
「交渉はすべて弁護士さんにお任せしました。相手とのやり取りから解放され、精神的にすごく楽になりました。最終的に、当初の提示額から大幅に増額した約369万円で示談が成立したと聞いたときは、本当に驚きました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故で大きな怪我を負い、仕事まで失い、本当に辛い日々でした。後遺症が認定されても、保険会社の提示額が妥当なのか、素人には判断できません。私の場合、弁護士さんに依頼したことで、最初の提示額から220万円以上も増額することができました。専門家に相談すれば、きっと道は開けると思います。一人で抱え込まないでください」