歩道での衝突事故と長期の休業
ある年の秋、都内で配送の仕事中だったTさん(50代・男性)は、歩道で自転車と衝突する事故に遭いました。
「救急搬送され、検査の結果、左肩の脱臼や肋骨骨折、顔面の骨折など、全身に大怪我を負っていることが分かりました。すぐに手術となり、10日間入院しました」
Tさんは自営業で配送の仕事をしていましたが、事故により長期の休業を余儀なくされました。
賠償金ゼロ提示、募る生活への不安
相手方の保険会社は治療費こそ支払ってくれましたが、Tさんをさらに苦しめたのは、お金の問題でした。
「仕事は重い荷物を運ぶため、医師から復帰の許可が全く下りません。休業中の補償は一部出ていましたが、この先の生活を考えると不安でいっぱいでした。なにより、相手の保険会社からは、最終的にいくら賠償金が支払われるのか、全く提示がない状態で、本当に困っていました」
治療の傍ら、Tさんは先の見えない経済的な不安と闘っていました。
弁護士介入で680万円獲得
「このままではいけないと思い、保険会社から賠償額が提示される前に、弁護士さんに相談し、交渉を始めることにしました」
弁護士はまず、Tさんの後遺症について後遺障害等級の申請を行いました。その結果、肩の可動域制限が「後遺障害12級6号」として認定されました。
「この等級を基に交渉を進めてもらった結果、最終的に680万円で示談することができました。保険会社からは何の提示もなかったことを考えると、まさに驚きです。弁護士さんに依頼していなければ、これほどの金額は到底得られなかったと思います」
同じ悩みを持つ方へのメッセージ
「事故の賠償金は、専門家が入るかどうかで大きく変わるのだと実感しました。保険会社からの提示を待つのではなく、早い段階で弁護士さんに相談したことが、この結果に繋がったのだと思います。特に私のように自営業で休業せざるを得ない場合、お金の問題は生活に直結します。適正な補償を受けるためにも、ぜひ専門家の力を借りてください」