雪のカーブで正面衝突、しかし相手は…
ある冬の日、Uさん(20代・男性)は家族を乗せて岐阜県内の山道を運転中、センターラインをはみ出してきた対向車と正面衝突する事故に遭いました。
「妻とまだ小さい子どもたちも乗っていました。幸い子どもたちに大きな怪我はありませんでしたが、私自身は首や腰を痛め、しばらく通院することになりました」
事故の状況から、Uさんは相手の一方的な過失を確信していましたが、事態は思わぬ方向へ進んでいきます。
過失は5割?治療費も賠償金も提示されず
事故後、Uさんを待っていたのは、相手方保険会社の信じがたい対応でした。
「『こちらの過失も5割ある』の一点張りで、まったく話になりませんでした。当然、治療費の一括対応もしてくれず、保険会社から提示される前に示談交渉をはじめた形です」
Uさんは自身の保険(人身傷害保険)を使い、治療費を立て替えるしかありませんでした。
「相手が100%悪いのに、なぜこちらが金銭的な負担まで強いられなければならないのか。怒りでいっぱいでした」
弁護士介入で形勢逆転、総額182万円で解決
このままでは泣き寝入りになってしまうと危機感を抱いたUさんは、弁護士特約を使って専門家に依頼することを決意します。
「すぐに弁護士さんに相談し、これまでの経緯をすべて話しました」
弁護士は、実況見分調書を基に相手の過失が100%であると強く主張。その結果、まず物損について約66万円が認められました。しかし、Uさんの怒りは収まらず、人損については紛争処理センターでの解決を目指すことに。
「後遺障害は認められませんでしたが、最終的に人損部分で約116万円、物損と合わせて総額182万円を超える賠償金を獲得できました。弁護士さんがいなければ、こんな金額には到底ならなかったと思いますし、何より私の気持ちが救われました」
正しい賠償を受けるために
「保険会社は、自分たちに有利なように話を進めようとします。過失割合に納得がいかない場合や、誠実な対応をしてもらえない場合は、すぐに専門家に相談することをお勧めします。特に弁護士特約があれば費用の心配もいりません。泣き寝入りする前に、一度話を聞いてもらうだけでも、道が開けるはずです」