母がデイサービスで転倒、大腿骨骨折
ある年の秋、Sさんの息子様のお母様(当時80代)は、千葉県内のデイサービス施設で転倒し、右足の大腿骨を骨折する大怪我を負いました。
「施設でカラオケを楽しんでいる最中の事故だったと聞いています。入院とリハビリを余儀なくされ、母は大変な思いをしました。結局、後遺症が残り、以前のように歩くことはできなくなってしまいました」
施設側から提示された200万円への疑問
その後、お母様は事故とは別の原因で他界。悲しみに暮れるご家族のもとに、施設側の保険会社から連絡が入ります。
「電話で『賠償金として200万円をお支払いします』と告げられました。しかし、後日送られてきた書面を見ても、詳しい内訳の記載がほとんどなく、なぜこの金額なのか全く理解できませんでした。母の受けた苦しみを考えると、到底納得できるものではありませんでした」
弁護士介入で賠償金が450万円増額!
このままではいけないと感じた息子様は、弁護士に相談し、交渉を依頼することにしました。
「藁にもすがる思いで弁護士さんに連絡しました。保険会社から送られてきた資料を見てもらい、金額が妥当なのかを判断していただいた上で、交渉をお願いしました」
弁護士がご家族に代わって施設側と交渉した結果、事態は大きく動きました。
「最終的に、当初の提示額から450万円も増額した、合計650万円で示談することができました。専門家の力は本当に大きいと実感しましたし、何より母の無念を少しでも晴らすことができたと感じています」
納得できない提示額を受け入れる前に
「もしあの時、言われるがまま200万円で示談していたらと思うと、今でも悔しくてたまりません。施設での事故は、加害者側の説明がすべてとは限りません。提示された金額に少しでも疑問を感じたら、安易に合意せず、まずは弁護士に相談することをお勧めします。それが、ご家族の想いを守ることにつながるはずです」