信じていた施設での母の突然の死
Iさんの娘様は、静岡県にお住まいの女性。施設に入所していた岐阜県のお母様、Iさん(90代)を突然の事故で亡くされました。
「母は以前、心筋梗塞で入院し、回復後にその病院が運営する介護施設に入りました。足元がおぼつかないこともあったので、入所時には『ベッドから離れたら分かるようにセンサーを付けます』と施設側と約束していたんです。それを信じて母を預けました」
しかし、ある年の夏、Iさんは施設内の自室で転倒し、頭を強打。そのまま意識が戻ることなく、5日後に帰らぬ人となりました。後に、約束されていたセンサーは設置されていなかったことが判明します。
半年間の沈黙と不誠実な対応への怒り
「母が亡くなってから半年もの間、施設からは何一つ連絡がありませんでした。こちらから連絡すると、ようやく重い腰を上げたのですが、その回答は信じがたいものでした」
施設側の回答は「保険会社が調査した結果、施設に賠償責任はない」というもの。その上で、見舞金として50万円を支払うという提案でした。
「母の命が失われているのに、責任はないの一点張り。あまりに不誠実な対応に、悲しみを通り越して強い怒りを感じました。到底、納得できるものではありませんでした」
弁護士への依頼と裁判での戦い
「このままでは母が浮かばれないと思い、弁護士さんに相談することにしました。施設がセンサー設置の約束を破ったこと、その後の対応がいかに不誠実であったかを伝え、すべてをお任せしたんです」
娘様の依頼を受け、弁護士は訴訟を提起。裁判では、施設側の安全配慮義務違反が大きな争点となりました。
「裁判は大変でしたが、弁護士さんが私たちの気持ちを汲んで、粘り強く戦ってくれました。最終的に、裁判所の和解案を受け入れ、解決することができました。弁護士さんがいなければ、きっと泣き寝入りしていたと思います」
同じように苦しむご遺族の方へ
「施設を信頼して大切な家族を預けたのに、裏切られた気持ちでいっぱいです。事故がなければ、母はもっと長く生きられたはずです。もし施設側の対応に少しでも疑問や不信感を抱いたら、絶対に諦めないでください。私たち家族のように、専門家である弁護士さんに相談することで、きっと道が開けるはずです」