約束違反が招いた母の死
静岡県にお住まいのIさんの娘様は、岐阜県の介護施設に入所していたお母様、Iさん(90代)を突然の事故で亡くされました。
「母は足元が不安定だったので、入所時に施設側と『転倒防止のためにベッドに離床センサーを付ける』と約束していました。しかしその約束は守られず、ある年の夏、母は自室で転倒して頭を打ち、5日後に亡くなってしまったのです」
賠償責任なし、見舞金50万円という非情な回答
「母が亡くなってから半年も施設から連絡がなく、しびれを切らしてこちらから連絡しました。すると、『保険会社が調査した結果、施設に賠償責任はないので保険金は下りない。ただ、施設から見舞金として50万円を支払う』と言うのです」
賠償金としての提示は一切なく、あまりに不誠実な対応でした。
「母の命の価値が、たったこれだけなのかと。怒りで体が震えました。このまま泣き寝入りは絶対にできないと思いました」
弁護士と勝ち取った1500万円の賠償金
「すぐに弁護士さんに相談し、これまでの経緯をすべて話しました。弁護士さんは私たちの怒りと悲しみに寄り添い、すぐに訴訟を提起してくださいました」
裁判では、施設側の安全配慮義務違反を厳しく追及。その結果、裁判所から和解案が提示されました。
「最終的に1500万円で和解することができました。賠償金の提示がなかった状況から、正当な賠償金を勝ち取れたのは、本当に弁護士さんのおかげです。専門家に頼んで本当に良かったと心から思いました」
施設の対応に納得できない方へ
「大切な家族を亡くした上に、不誠実な対応をされるのは本当につらいことです。もし私たちと同じように、施設側の対応や賠償金の提示に納得がいかない場合は、一人で抱え込まず、すぐに弁護士さんに相談することをお勧めします。それが、亡くなった家族の無念を晴らす第一歩になると思います」