センターラインオーバーの衝突事故と高額な治療費
ある年の春、山梨県内の峠道でバイクを運転していたHさん(40代・男性)は、センターラインをはみ出してきた対向バイクと正面衝突する大事故に遭いました。
「右カーブを走行中に、突然相手が目の前に現れました。避けようもなく激突し、その後の記憶はありません。気づいた時には病院のベッドの上でした」
下半身5箇所骨折という重傷を負い、3ヶ月間の入院と長期の通院を強いられたHさん。治療費だけでも高額になっていました。
後遺障害12級認定と、保険会社からの提示額への疑問
約1年8ヶ月に及ぶ治療の末、Hさんには後遺障害12級7号が認定されました。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その金額は約748万円でした。
「後遺障害が残ったことに対する慰謝料や、今後の逸失利益が含まれているとのことでしたが、提示された金額が自分の受けた損害に見合っているのか、全く判断がつきませんでした。このままサインして後悔しないだろうか、という気持ちが強かったです」
専門的な計算根拠も分からず、Hさんは保険会社の提示を鵜呑みにすることに強い抵抗を感じていました。
弁護士介入で300万円増額!最終的に1051万円で解決
「提示額に納得できず、専門家の意見を聞きたいと思い、弁護士さんに相談しました。弁護士費用特約はありませんでしたが、増額の見込みなどを丁寧に説明してもらい、依頼を決めました」
弁護士は、保険会社の提示内容を精査。特に、将来の収入減を補償する「逸失利益」の計算期間が短く見積もられている点や、後遺障害慰謝料が低額である点を指摘し、交渉を開始しました。
「弁護士さんが裁判で使われる基準で粘り強く交渉してくれた結果、逸失利益や慰謝料が大幅に増額され、最終的な受取額は1051万円を超えました。当初の提示額から300万円以上も増えたんです。専門家に任せて本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示された金額を、素人が判断するのは非常に難しいです。私の場合、もしあのままサインしていたら、300万円以上も損をするところでした。弁護士さんに依頼する費用が心配な方もいるかもしれませんが、私の場合はそれを差し引いても手元に残る金額が大きく増えました。提示額に少しでも疑問を感じたら、諦める前に一度弁護士さんに相談してみてください」