突然の出会い頭事故、そして腰椎圧迫骨折の診断
2021年の冬、愛知県にお住まいのOさん(30代・女性)は、お母様が運転する車の助手席に乗っていたところ、思いもよらない事故に遭いました。
「信号のない住宅街の交差点でした。左から来た相手の車が、私たちが乗っていた車の側面に突っ込んできて、その勢いで電柱にぶつかったんです。まさかこんなことになるなんて…」
この事故で、Oさんは「第一腰椎椎体骨折」という重傷を負ってしまいました。
後遺障害認定も、保険会社の対応に募る不信感
懸命な治療の末、事故から約半年後の夏に症状固定となったOさん。後遺障害等級は11級7号と認定されました。しかし、ご自身の保険会社からの説明に、Oさんは愕然とします。
「腰に痛みが残って後遺障害が認められたのに、将来の収入減を補償する逸失利益の計算期間がたったの2年だったんです。納得がいきませんでした。それに、保険会社からは『人身傷害保険金を受け取ったら、事故の相手方にはもう何も請求できなくなる』と言われ、どうしていいか分からなくなってしまって…」
残る痛みと後遺症を抱えながら、このまま泣き寝入りするしかないのかと、Oさんは深い不安に襲われました。
弁護士の助言で切り開いた活路と粘り強い交渉の末の解決
Oさんは藁にもすがる思いで弁護士に相談しました。
「弁護士さんは、保険会社の言う通りではなく、相手方に差額を請求できる可能性があると教えてくれました。保険会社に提出する書類に一文を書き加えるだけで、その後の交渉の道が開けると聞き、希望の光が見えた気がしました」
Oさんの依頼を受けた弁護士が相手方の保険会社と交渉を開始しましたが、相手方は支払いを拒否。交渉は交通事故紛争処理センターでの手続きに移行しました。
「弁護士さんが医学的な意見書なども準備してくれて、粘り強く交渉を続けてくれました。最終的に、当初はゼロ回答だった相手方から、約530万円を支払ってもらう形で解決できました。まさかこんな結果になるとは思っていなかったので、本当に感謝しています」
諦めずに専門家へ相談することの大切さ
「もし、最初に保険会社に言われたことを鵜呑みにしてサインしていたら、後遺症の苦しみに見合った補償は一切受けられなかったでしょう。保険会社の言うことがすべて正しいとは限りません。少しでも疑問に思ったら、諦める前に一度、弁護士さんに相談してみてほしいです。きっと力になってくれるはずです」