交差点での衝突事故と「腰椎圧迫骨折」の重傷
2021年の冬、Oさん(30代・女性)を乗せた車は、住宅街の交差点で側面から来た車に衝突され、その弾みで電柱に激突しました。この事故でOさんは腰の骨を折る大怪我を負ってしまいます。
「突然のことで頭が真っ白になりました。今後の治療費や仕事のことが頭をよぎり、目の前が真っ暗になりました」
事故後、Oさんは長い治療生活を余儀なくされました。
保険会社からの説明と「賠償金ゼロ」の壁
Oさんはご自身の保険(人身傷害保険)を使って治療を続け、後遺障害11級の認定を受けました。しかし、ご自身の保険会社から提示された賠償内容に疑問を感じます。
「後遺障害11級が認定されたのに、逸失利益の計算期間が短く、到底納得できるものではありませんでした。さらに、事故の相手方の保険会社からは何も提示される前に、『人身傷害保険を受け取れば相手には請求できない』と説明され、事実上、相手からの賠償は0円だと言われているようなものでした」
保険会社から提示される前に交渉を始めるしかないのか、Oさんは途方に暮れました。
弁護士介入で実現した530万円の賠償金獲得
納得できなかったOさんは、弁護士に相談することにしました。
「弁護士さんに相談したら、相手方に請求する権利がまだあると教えてもらえました。費用倒れにならないか不安でしたが、自動車保険の弁護士特約も使えたのでお願いすることにしました」
依頼を受けた弁護士は、すぐさま相手方保険会社に約664万円を請求しましたが、回答はまさかの0円。そこで、弁護士は交通事故紛争処理センターへあっせんを申し立て、粘り強く交渉を続けました。
「弁護士さんの粘り強い交渉のおかげで、審査会でこちらの主張が認められ、最終的に5,304,191円を獲得することができました。相手からの提示がなかったことを考えると、信じられない金額です。専門家に頼んで本当に良かったです」
納得できない提示には専門家の視点を
「保険会社の説明だけを聞いていたら、数百万円もの賠償金を受け取れずに終わるところでした。私の場合は弁護士特約を使えたので、費用の心配なく相談できましたが、そうでなくても一度相談する価値はあると思います。保険会社の提示額や説明に少しでも納得できない点があれば、泣き寝入りする前に、絶対に弁護士さんに相談するべきです」