突然の転倒事故と対応の遅れ
2022年の夏、Hさんの息子様は、入居していた愛知県の施設で父であるHさん(80代・男性)が転倒したとの連絡を受けました。
「施設から連絡があったのは、転倒から4時間近く経ってからでした。病院に駆けつけましたが、父は後頭部を骨折しており、危険な状態でした。そして翌日、息を引き取りました」
あまりにも突然の別れに、ご家族は深い悲しみに暮れました。
施設側の対応への不信と金銭補償への不安
Hさんの息子様は、施設の対応に強い憤りを感じていました。
「なぜすぐに救急車を呼ばなかったのか、納得のいく説明はありませんでした。父の死に対して、施設側から謝罪はあっても、具体的な補償の話は一切ありませんでした」
保険会社から提示される前に示談交渉をはじめたため、このままでは何の補償も受けられずに終わってしまうのではないかという強い不安が募りました。
弁護士介入で500万円の示談金を獲得
「このまま泣き寝入りはできないと思い、弁護士さんに相談しました。施設側の責任を追及し、正当な補償を求めたいと伝えました」
Hさんの息子様の依頼を受けた弁護士は、法的な立証の難しさを説明しながらも、毅然とした態度で施設側の保険会社と交渉を進めました。
「訴訟も覚悟していましたが、弁護士さんがダメ元で請求してくださった結果、なんと500万円の示談金で解決することができました。保険会社から何の提示もなかった状況から、これだけの金額を認めてもらえたのは、専門家にお願いしたからこそだと思います」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「大切な家族を失い、その上でお金の話をするのは本当に辛いことです。しかし、相手方の不誠実な対応によって受けた精神的・経済的な損害は、きちんと補償されるべきです。私たちだけでは、どうすることもできませんでした。少しでも相手の対応に疑問を感じたら、諦める前に弁護士さんに相談することをお勧めします」