突然の割り込みによる衝突事故
ある年の秋、Iさん(40代・男性)は埼玉県内の道路で、赤信号での停止に向けて徐行運転をしていました。
「隣の車線を走っていた車が、突然ウインカーも出さずに目の前に割り込んできたんです。ブレーキも間に合わず、そのまま衝突してしまいました」
この事故により、Iさんは頸椎と腰椎のヘルニア、右手の痺れといった怪我を負い、治療を余儀なくされました。
賠償提示のないまま募る金銭的な不安
Iさんは整形外科や整骨院に通い治療を続けましたが、不安は体の痛みだけではありませんでした。
「初めての事故で右も左も分からず、相手の保険会社とどう交渉すればいいのか全く見当がつきませんでした。保険会社から賠償金の提示もないまま時間だけが過ぎていき、このままでは治療費や慰謝料もきちんと支払われないのではないかと、非常に焦りを感じていました」
弁護士介入で116万円獲得、慰謝料は満額!
この状況を打開するため、Iさんは弁護士特約を利用して弁護士に依頼。
「保険会社から提示を受ける前に、弁護士さんに交渉を始めてもらいました。後遺障害は認められませんでしたが、その後の交渉が本当に大変だったようです」
相手方保険会社は、Iさん側の素因(元々の体の状態)が影響しているとして「素因減額」を主張。交渉は難航し、解決までに時間を要しました。
「素因減額なんて言われて、自分一人では到底太刀打ちできませんでした。でも弁護士さんが粘り強く交渉してくださり、時間はかかったものの、最終的に慰謝料は裁判基準の満額で算定されました。物損の賠償金も合わせて、総額1,161,746円で示談することができたんです。提示ゼロの状態からここまで増額していただき、専門家に頼んで本当に良かったと思いました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示がないからと諦めていたら、泣き寝入りになっていたかもしれません。『素因減額』のような専門的な主張をされたら、素人では反論することすら難しいと思います。弁護士特約があれば費用の心配もいりません。納得できない状況なら、まず専門家に相談することが、正当な補償を得るための一番の近道だと思います」