見通しの悪い交差点での悲劇
ある年の春、Sさん(70代・女性)は埼玉県内で自転車に乗っていたところ、出会い頭の事故に遭いました。お母様の事故について、息子様が当時の状況を語ります。
「母は信号のない交差点を自転車で渡ろうとしていました。一時停止をして、安全を確認してから発進したのですが、右から来た車と接触してしまったんです。電柱があって見通しが悪かったようです。この事故で母は右足首を骨折する大怪我を負いました」
長い治療と残ってしまった後遺障害
Sさんは2度にわたる入院を経て、1年以上に及ぶ治療を続けました。しかし、懸命な治療にもかかわらず、足首の動きが事故前の半分以下になり、しびれも残ってしまったのです。後遺障害等級10級11号が認定されました。
「治療が終わり、相手方の保険会社から示談金の提示がありました。しかし、後遺障害が残った母の今後の生活を考えると、提示された金額が本当に妥当なものなのか、私たち素人にはまったく分かりませんでした。このまま示談に応じてしまっていいのか、大きな不安を感じました」
弁護士への相談と納得の解決
提示額に疑問を抱いた息子様は、弁護士に相談することにしました。
「弁護士さんに事情を説明し、提示額が妥当かどうか見てもらいました。後遺障害慰謝料や逸失利益などを裁判で使われる基準で計算し直して、粘り強く交渉してくれたんです」
弁護士が介入した結果、賠償金は大幅に増額され、無事に示談が成立しました。
「専門家にお願いしたことで、母が受けた損害に見合った補償を受けることができ、本当に良かったです。家族としても、ようやく肩の荷が下りました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故の被害に遭い、後遺障害まで残ってしまうと、本人だけでなく家族も精神的に大きな負担を強いられます。そんな中で、賠償金のことまで自分たちで判断するのは非常に困難です。保険会社から提示された金額を鵜呑みにせず、一度は弁護士さんに相談することをおすすめします。きっと力になってくれるはずです」