理不尽な事故と後遺障害認定
2021年の冬、Iさん(20代・男性)は、徳島県内でバイクを運転中、一時停止を無視した車に衝突されるという理不尽な事故に遭いました。
「こちらが優先道路だったのに、相手が飛び出してきて…。防ぎようのない事故でした」
この事故により、Iさんは約7ヶ月半の治療を強いられ、顔には傷跡が残ってしまいました。その後、醜状障害として後遺障害12級が認定されることになります。
後遺障害に見合わない低すぎる提示額
後遺障害等級も認定され、ようやく賠償の話に進むかと思った矢先、Iさんは相手方保険会社から提示された金額を見て言葉を失います。
「提示額は、既払い分を差し引く前で約344万円、手取りで約280万円でした。後遺障害12級が認定されているのに、将来の労働能力の低下を補う『逸失利益』が全く考慮されていなかったんです。この金額では、到底受け入れることはできませんでした」
正当な補償が受けられないのではないかという強い不安と怒りが、Iさんを襲いました。
逸失利益を認めさせ、156万円の増額に成功
このままではいけないと、Iさんは弁護士特約を利用して弁護士に交渉を依頼しました。
「弁護士さんは、保険会社の提示ではゼロ円だった逸失利益をきちんと計算し、強く主張してくれました。また、慰謝料も裁判で使われる基準の9割まで引き上げる交渉をしてくれたんです」
弁護士の粘り強い交渉の結果、逸失利益が認められ、慰謝料も増額。最終的な受取額は、当初の提示から約156万円も増え、436万7454円で示談成立となりました。
「個人では到底無理な交渉でした。専門家が一つひとつ丁寧に計算し、主張してくれたおかげで、正当な賠償金を受け取ることができました」
賠償金の提示に疑問を感じたら
「保険会社から送られてくる書類の項目は複雑で、何が正しくて何が足りないのか、素人には分かりません。僕の場合も、逸失利益がゼロ円にされていることを見逃すところでした。提示額に少しでも『低いな』と感じたら、すぐに諦めず、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士特約があれば、費用負担の心配なく依頼できます」