雨の高速道路、とっさの判断と大怪我
ある年の春、運送業の仕事をしていたIさん(30代・男性)は、大阪府内の高速道路をトラックで走行中に事故に遭いました。
「雨が降っていて、カーブの継ぎ目でスリップしてしまったんです。横転したり他の車を巻き込んだりするのを避けるため、とっさに中央分離帯にぶつけて止めました」
自らの判断で大惨事を防いだものの、Iさん自身は腰の骨を折る大怪我を負い、50日間の入院を余儀なくされました。幸い命に別状はありませんでしたが、この事故がIさんの人生に大きな影を落とすことになります。
後遺症で失った仕事と募る不安
退院後もIさんの体は元通りにはなりませんでした。腰の痛みが残り、後遺障害11級7号と認定されます。
「事故の前は100kg近い荷物を運ぶこともありましたが、事故後は20kg以上の物を持つことができなくなり、長時間座っているのもつらくなりました。今まで当たり前にできていた仕事ができなくなり、結局、長年勤めた会社を辞めることになってしまったんです」
仕事を失い、将来への不安に苛まれる中、Iさんは自身の保険会社から提示された内容にさらなる衝撃を受けます。
「体の状態から、この先どうやって生きていけばいいのかと途方に暮れていました。保険会社との話し合いも精神的な負担でした」
1年越しの交渉の末、取り戻した未来への希望
保険会社との交渉に行き詰まりを感じたIさんは、弁護士に相談することを決意します。
「このままではいけないと思い、専門家である弁護士さんにお願いすることにしました。後遺症のせいで仕事も辞めてしまったこと、将来のお金のことがとにかく不安だと伝えました」
依頼を受けた弁護士は、保険会社との間でADR(裁判外紛争解決手続)を利用して交渉を進めました。交渉は1年以上に及びましたが、弁護士は粘り強くIさんの状況を主張し続けました。
「正直、こんなに長くかかるとは思いませんでしたが、すべて弁護士さんが対応してくれたので、私は治療に専念し、新しい道を探すことに集中できました。最終的に納得できる金額で解決することができ、本当に感謝しています」
将来への不安を抱えているあなたへ
「私のように自損事故で重い後遺症が残り、仕事を失ってしまうと、本当に目の前が真っ暗になります。体の痛みだけでなく、将来への不安で押しつぶされそうでした。でも、諦めずに弁護士さんに相談したおかげで、金銭的な補償をしっかりと受けることができ、未来への希望を持つことができました。一人で抱え込まず、専門家に相談する勇気を持ってほしいです」