起業直後の悲劇、予期せぬ追突事故
Yさん(30代・男性)は、埼玉県内で仕事の車を運転中、赤信号で停車していたところを後方から追突されました。
「相手のわき見運転でした。まさか自分が事故に遭うなんて、と呆然としました。首、背中、腰に痛みが走り、すぐに病院へ向かいました」
事故が起きたのは、Yさんが個人事業主から法人成りし、会社を設立したばかりの時期でした。
「これから事業を頑張っていこうという矢先の出来事でした。体が痛くて思うように仕事ができなくなり、本当に悔しかったです」
休業損害をめぐる保険会社との対立と募る不満
Yさんは自営業で、リフォームの営業から現場作業まで一人でこなしていましたが、事故後は体に痛みが走り、思うように働けない日々が続きました。
「一番困ったのが休業損害です。起業したばかりで確定申告もまだの状態だったため、相手の保険会社に状況を説明しても、『休業損害は数日分しか出せない』の一点張りでした。収入が途絶え、補償もされない。どうすればいいんだと、途方に暮れました」
治療の痛みだけでなく、保険会社の対応にも苛立ちが募るばかりでした。
弁護士への依頼と粘り強い交渉の末の解決
このままではいけないと、Yさんは自動車保険に付帯していた弁護士特約を使い、専門家に相談することを決意しました。
「休業損害のことを中心に相談し、保険会社とのやり取りをすべて弁護士さんにお任せしました。それだけでも精神的に本当に楽になりました」
弁護士は後遺障害の申請も行いましたが、結果は非該当でした。
「交渉はかなり難航したようですが、弁護士さんが粘り強く交渉を続けてくれました。最終的に、私が納得できる形で示談をまとめていただき、本当に感謝しています」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故の被害者なのに、なぜこんなに辛い思いをしないといけないのかと、何度も思いました。特に自営業や起業したばかりの人は、収入の証明が難しく、保険会社に軽くあしらわれがちだと思います。一人で戦うのは限界があります。少しでも対応に疑問を感じたら、すぐに専門家に相談することをおすすめします」