介護施設で母が転倒死。予見できたはずの事故への悲痛な叫び

90代 女性 静岡県
Kさんの娘様

「『助けて』と叫んだ母の声が最後の言葉に…。なぜ見ていてくれなかったのか、悔しくてたまりません」

介護施設での転倒事故。残された家族の無念と悲しみ。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
個人情報保護の観点から編集を加えています

介護施設で起きた突然の悲劇

90代のお母様を介護施設での不慮の事故で亡くされたKさんの娘様は、言葉を詰まらせながら当時の状況を語ります。

「母は90代で、認知症もあり施設に入居していました。2022年の冬、トイレに行った際に転倒したと聞きました。スタッフの方がそばにいなかった時に『助けて!』という声が聞こえたそうです。それが母の最後の声になるなんて…」

お母様は転倒により骨折し、その翌日、出血性ショックで息を引き取られました。

施設側の対応への不信感と拭えない悲しみ

「事故の詳しい状況を聞いても、スタッフの方は『見ていなかった』としか言いません。施設側は当初、自分たちの責任を認めようとしませんでした。母は認知症で車椅子を利用しており、介助が必要だったはずです。なぜ一人にしてしまったのか、疑問と怒りばかりが募りました」

お母様がなぜ転倒したのか、その詳細が不明なまま、施設側は過失を認めない姿勢でした。大切な家族を失った悲しみに加え、誠意の見えない対応に、娘様の心は深く傷つきました。

弁護士への依頼と心の平穏を取り戻すまで

「このままでは母が浮かばれないと思い、弁護士さんに相談することにしました。介護記録などの資料を集めてもらい、施設側の安全配慮義務違反を主張していただきました」

弁護士は、過去の介護記録などから施設側の見守り体制に問題があった可能性を指摘。施設側と粘り強く交渉を重ねました。

「交渉はすべて弁護士さんにお任せしました。相手と直接話す精神的な負担がなくなり、少しずつ落ち着きを取り戻すことができました。最終的に、施設側も責任を認め、示談に応じてもらえました。ようやく母への供養ができた気がします」

同じような境遇で苦しんでいる方へ

「家族を突然失った悲しみの中で、施設や相手の代理人と交渉するのは本当に辛いことです。専門家である弁護士さんに間に入ってもらうことで、精神的な負担が大きく減りました。私たち家族のように、施設の事故で悔しい思いをされている方がいたら、一人で抱え込まずに、まずは相談してみてほしいです」