突然の追突、奪われた命
ある年の冬、私の兄、Kさん(50代・男性)は、群馬県内で自転車に乗っていたところを後方から来た自動車に追突されました。
「兄は頭を強く打ち、病院に救急搬送されましたが、意識が戻ることはなく、数日後に息を引き取りました。加害者は『自転車を見落とした』と話していたそうです。あまりにも突然の悲劇でした」
そう語るのは、被害者の弟であるご遺族の方です。一家の大黒柱を失った悲しみは計り知れません。
賠償交渉の前に立ちはだかった「相続」の壁
兄が亡くなり、残された家族は相手方の保険会社との交渉に臨むことになりました。
「相手の保険会社から賠償額の提示を受ける前に、まず誰が相続人になるのかを法的に確定させる必要がありました。兄には妻子がおらず、父も他界していたため、高齢の母が相続人でした。しかし、手続きを進める中で複雑な問題が発覚し、賠償交渉を始めることすらできない状況に陥ってしまったのです」
ご家族は、悲しみの中で法的な問題にも直面し、途方に暮れていました。
弁護士の介入で相続問題を解決し、約4200万円で示談成立
ご家族は、この困難な状況を打開するため弁護士に依頼しました。
「弁護士さんは、まず複雑に絡み合った相続問題を解決するために動いてくれました。家庭裁判所での手続きを経て、無事に母が相続人として認められた時は、本当にほっとしました」
相続問題が解決し、弁護士はすぐに示談交渉に着手。兄の逸失利益や慰謝料などを法的な基準で算出し、粘り強く交渉を進めました。
「最終的に、約4200万円という金額で示談を成立させることができました。保険会社から提示される前に交渉を始めてこの結果を得られたのは、専門家である弁護士さんのおかげです。本当に感謝しています」
正当な賠償を受け取るために
「死亡事故では、残された家族は悲しみで冷静な判断が難しい状況に置かれます。賠償金の話だけでなく、相続など様々な法的手続きも絡んできます。私たち家族も、弁護士さんに依頼したことで、兄のための正当な補償を受け取ることができました。納得のいく解決のためには、一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが本当に大切だと思います」