突然の事故と長期にわたる治療
ある年の初夏、Iさん(50代・女性)は、神奈川県内の道路で事故に遭いました。当時、Iさんに代わって保険会社との交渉にあたったお兄様が、事故の経緯を語ります。
「妹は歩行中で、渋滞で停止していた車の前を横切ろうとしたそうです。そのとき、車が気づかずに発進して、衝突してしまったと聞きました。すぐに病院へ運ばれ、『左足甲骨折』と診断されました。まさかこんな大怪我をするなんて、本当にショックでした」
幸い入院は免れましたが、Iさんは約10ヶ月もの間、治療を続けることになりました。
提示額約37万円への愕然とした思い
長い治療が終わり、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その金額はお兄様にとって到底納得できるものではありませんでした。
「治療費などを除いた、妹本人に支払われる金額として提示されたのは約37万円でした。10ヶ月近くも通院し、痛みに耐えてきた結果がこれか、と。あまりに低い金額に愕然としました。妹は交渉が苦手で、私が何とかするしかない。このままではいけないと、すぐに弁護士さんを探しました」
大切な妹が正当な補償を受けられるよう、お兄様は弁護士にすべてを託すことを決めます。
弁護士介入で70万円以上の増額に成功
「弁護士さんに依頼して、すぐに交渉を始めてもらいました。驚いたことに、弁護士さんが介入した後なのに、保険会社の担当者が私に直接交渉の電話をしてきたんです。そのことを弁護士さんに伝えると、『ありえない』とすぐに保険会社に抗議してくれました」
この弁護士の毅然とした対応が功を奏し、交渉は大きく動きます。
「その後の交渉はスムーズに進み、最終的に慰謝料は裁判基準の満額で計算されることになりました。結果として、示談金は総額で111万円を超え、最初の提示額から70万円以上も増額されたのです。約3倍になった計算で、専門家の力はすごいと実感しました」
家族の行動が正当な賠償金につながる
「もしあの時、低い提示額で示談していたら、70万円以上も損をしていたことになります。事故の当事者でなくても、家族が代わりに専門家に相談することで、これだけ結果が変わるのです。保険会社からの提示額を鵜呑みにせず、少しでも『おかしいな』と感じたら、迷わず弁護士さんに相談することをおすすめします」