駐車場での悪夢、突然の追突事故
ある年の冬、Aさん(60代・男性)は、宮城県内の駐車場で予期せぬ事故に見舞われました。
「駐車スペースに車を停めていたところ、隣に停めようとした車が突然加速してきて、ドン!とぶつかってきたんです。相手の方は、ブレーキとアクセルを踏み間違えたと言っていました」
突然の衝撃で、Aさんは首に痛みを覚え、病院で「外傷性頚部症候群」と診断されます。
「それから週に3〜4回、リハビリに通うことになりました。まさか停まっているところにぶつけられるなんて、本当に驚きました」
Aさんの治療生活が始まりました。
体の痛みと、失業中に襲った二重の苦しみ
Aさんは事故当時、前職を辞め、失業給付を受けながら再就職の準備を進めている最中でした。
「これから就職活動を本格的に始めようという矢先の事故でした。首が痛くて思うように動けず、活動を中断せざるを得ませんでした。おまけに、購入してまだ1年も経っていない新車だったのに、修理すべきか買い替えるべきか、保険会社との話し合いもスムーズに進まなくて…」
体の痛みだけでなく、キャリアが中断されたことへの焦り、そして愛車を巡る保険会社とのやり取り。Aさんは心身ともに疲弊し、深い不安に苛まれていました。
弁護士との出会いと、諦めかけていた損害の回復
保険会社との交渉や今後の補償について、一人で抱えることに限界を感じたAさんは、自身の自動車保険に付いていた弁護士特約を使い、専門家に相談することにしました。
「弁護士さんに、体のこと、仕事のこと、車のこと、すべてを相談しました。後遺障害の申請もお願いしましたが、残念ながら認定はされませんでした。しかし、弁護士さんは諦めませんでした」
弁護士は、Aさんが事故前まで毎日手入れをしていたという広大な自宅の庭に着目。
「『事故のせいで庭仕事ができなくなったことも損害です』と言われたんです。無職だから休業損害は無理だと思っていたので、目から鱗でした。最終的に、家事への支障が認められ、納得のいく形で示談することができました」
「仕事がないから」と諦めないでほしい
「事故当時、定職に就いていなかったため、休業補償は諦めていました。でも、弁護士さんは私が日常的に行っていた庭の手入れを『家事労働』として主張してくれたんです。自分では気づけない視点でした。もし同じように、仕事がない時に事故に遭って補償を諦めかけている方がいたら、絶対に専門家に相談してほしいです。弁護士特約があれば、費用を気にせず頼れるので本当に心強いですよ」