自転車同士の事故で右手首骨折、後遺障害12級に
2022年の秋、東京都在住のMさん(70代・女性)は、自転車で走行中に事故に遭いました。
「後ろから追い越してきた自転車が、急に目の前で左折したんです。衝突して転倒し、右手首をひどく骨折してしまいました」
Mさんは2度の手術と入院を余儀なくされ、長期間のリハビリに耐えましたが、右手の指が変形し、完全に握れないという後遺症が残ってしまいました。
「この手では、今まで通り農業の仕事も家事もできません。そのつらさは計り知れませんでした」
この症状について、後遺障害等級12級6号が認定されました。
保険会社から届いた書面に愕然。正式な提示は無いまま…
後遺障害等級が認定された後、Mさんのもとに加害者側の保険会社から書面が届きます。
「書面には『後遺障害に対する慰謝料は140万円』とだけ書かれていました。逸失利益や、事故そのものに対する慰謝料については何も触れられていませんでした」
Mさんは農業と不動産賃貸業を営んでいましたが、保険会社はその実態を十分に理解しておらず、休業損害についても適切な補償がされるのか、強い不安を抱えていました。
「正式な示談金の総額が提示されないまま、一部の金額だけを見せられても、納得できるはずがありません。私の苦しみや失ったものが、こんな形でしか評価されないのかと、悔しくてたまりませんでした」
弁護士依頼で賠償金が大幅増額!約814万円で解決へ
このままでは正当な補償を受けられないと考えたMさんは、弁護士に依頼することを決意します。
「弁護士さんは、私の仕事や生活状況を細かく聞き取り、休業損害や逸失利益をきちんと算定してくれました。そして、保険会社に力強く主張してくれたんです」
弁護士が介入し交渉を開始すると、賠償額全体が裁判基準で見直されました。保険会社は当初430万円の提示をしてきましたが、弁護士はそこからさらに交渉を重ねました。
「弁護士さんの交渉の結果、最終的に受け取れる金額は総額で約814万円になりました。保険会社から最初に示された金額からは考えられない増額です。専門家に頼んで、本当によかったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示された金額を見て、それがすべてだと思って諦めてしまう方もいるかもしれません。でも、その金額は必ずしも正当なものとは限りません」
自身の経験を元に、Mさんは続けます。
「私の場合は、弁護士さんに依頼したことで、賠償額が大幅に増えました。何より、お金の交渉という精神的なストレスから解放されたことが大きかったです。納得できない提示を受けたり、対応に疑問を感じたりしたら、まずは一度、弁護士さんに相談してみることを強くお勧めします」