自転車事故で膝に重い後遺障害
2023年の秋、東京都内で自転車に乗っていたHさん(40代・男性)は、右折してきた自動車と衝突。右膝前十字靭帯断裂、半月板損傷という大怪我を負いました。
「約7ヶ月間、90日以上も通院を続けましたが、膝の痛みと動かしにくさは完全には治りませんでした」
治療の甲斐なく、Hさんの膝には機能障害が残り、後遺障害等級12級13号が認定されることになりました。
逸失利益5年分?低すぎる提示額への怒り
後遺障害等級が確定し、相手方の保険会社から示談金の提示がありました。その額は、すでに支払われた治療費などを除いて約598万円。
「提示内容を見て、本当に驚きました。後遺障害12級という重い障害に対して、後遺障害慰謝料はわずか100万円。さらに、将来の収入減を補う逸失利益は、労働能力喪失期間をたった5年として計算されており、約430万円でした。この膝を抱えて、今後の仕事にどれだけ影響が出るか分からないのに、この金額では到底納得できませんでした」
弁護士交渉で賠償総額1100万円超、452万円の増額!
「この提示額は妥当なのか」。その疑問を解消するため、Hさんは弁護士に相談。弁護士は、保険会社の提示額が裁判で認められる基準よりも大幅に低いことを指摘し、Hさんの代理人として交渉に臨みました。
「弁護士さんは、後遺障害慰謝料や逸失利益を裁判基準で算定し直し、粘り強く交渉してくれました。特に、逸失利益の労働能力喪失期間を5年から10年に延ばすことができたのは大きかったです」
その結果、最終的にHさんが受け取る金額は、当初提示の約598万円から約1,050万円へと、実に約452万円もの増額に成功。賠償金の総額は1,100万円を超える、正当な補償額で解決しました。
「提示額は適正か」その疑問が大切です
「保険会社から提示された金額を、素直に受け入れてはいけないと痛感しました。専門家である弁護士さんに依頼したからこそ、これだけの増額が実現できたのだと思います。弁護士特約がなくても、費用倒れになる心配はないと説明を受け、安心して任せることができました。提示額に疑問を持ったら、諦める前に必ず弁護士に相談してみてください」