突然の事故と自営業者ならではの金銭的不安
ある年の冬、埼玉県内でAさん(20代・男性)が巻き込まれた交通事故。それは、体の痛みだけでなく、自営業を営むAさんにとって大きな金銭的不安をもたらすものでした。
「追い越しをかけてきた車にぶつけられ、その衝撃で別の車にも衝突しました。首や肩、腰、膝と、あちこち痛めてしまって…。自営業なので、仕事への影響や収入の補償がどうなるのか、本当に不安でした」
わずか24万円の提示額と休業損害への絶望
約半年間の治療を終え、Aさんのもとに相手方の保険会社から示談金の提示がありました。しかし、その書面を見て愕然とします。
「提示額は、たったの24万円ほどでした。けがの慰謝料としても低すぎますし、何より休業損害が全く考慮されていないと感じました。個人事業主で、前年が赤字申告だったこともあり、もう泣き寝入りするしかないのかと、絶望的な気持ちになりました」
弁護士の交渉で賠償金は4.6倍の111万円超えに
このままでは納得できないと、Aさんは弁護士特約を使って交渉を依頼します。
「弁護士さんは、後遺障害の申請もしてくれましたが、一番驚いたのは休業損害の交渉でした。赤字申告の内容では難しいと言われる中、賃金センサスを基準に粘り強く請求してくださり、最終的に自賠責の基準で休業損害が認められたんです」
弁護士の交渉の結果、最終的な賠償金は111万円超。当初の提示額から約87万円も増額される、驚きの結果となりました。
諦める前に、まずは弁護士に相談を
「保険会社から低い金額を提示されても、絶対に鵜呑みにしてはいけません。特に私のような自営業者の休業損害は、専門家でなければ適切な主張は難しいと思います。弁護士さんに依頼したことで、賠償額が4倍以上になり、本当に感謝しています。諦める前に、まずは相談すべきです」