予期せぬ「逆追突」事故
Yさん(60代・男性)が事故に遭ったのは、ある年の春のことでした。奈良県内の狭い道路をバイクで走行中、対向車が来たため停車していると、信じられない事態が起こります。
「前にいた車が突然バックしてきて、避けようもなく衝突されてしまったんです。まさか停車しているところに後ろ向きに突っ込んでくるとは思わず、本当に驚きました」
この事故でYさんは首と腰に強い痛みを感じ、すぐに病院へ。診断は頚椎捻挫と腰椎捻挫でした。
長引く治療と後遺障害、そして募る不信感
Yさんは痛みを和らげるため、懸命にリハビリに通い続けました。
「約6ヶ月間、週に5日も通院を続けました。実通院日数は127日にもなりました。それでも首と腰の痛みは完全には取れなかったんです」
治療の甲斐なく症状が残ってしまったため、Yさんは後遺障害等級の申請を行い、「14級9号」の認定を受けます。
「痛みが残ったことはショックでしたが、後遺障害が認定されたことで少しは救われるかと思いました。しかし、相手方の保険会社から提示された金額を見て、今度は不信感が募りました。後遺障害が認められているのに、その分の補償が全く考慮されていない金額だったんです」
弁護士への相談がもたらした正当な評価
保険会社の提示に納得できなかったYさんは、自身の自動車保険に付帯していた弁護士特約を使い、専門家へ相談することを決意します。
「このまま示談していいのか、提示額は本当に妥当なのか、専門家の意見を聞きたかったんです」
依頼を受けた弁護士は、Yさんの後遺障害等級を前提に、保険会社と交渉を開始しました。
「交渉はすべて弁護士さんにお任せしました。保険会社と直接やりとりするストレスから解放されただけでも、本当に気が楽になりました。最終的に、後遺障害の部分もしっかりと評価していただき、納得のいく形で解決することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「後遺障害が認定されても、保険会社が最初から正当な金額を提示してくれるとは限りません。私の場合もそうでした。もし少しでも『おかしいな』と感じたら、一人で悩まずに弁護士さんに相談することをおすすめします。弁護士特約があれば費用負担の心配もなく、心強い味方になってくれますよ」