突然の追突事故と長引く治療
「ある年の秋、大阪府内で運転中に電話がかかってきたので、車を左に寄せて停車したところ、後ろからトラックに追突されてしまいました」
そう語るのは、大阪府にお住いのAさん(30代・男性)。
「首と腰を強く打ち、頸椎捻挫と腰椎捻挫と診断されました。そこから約11ヶ月、130回以上もリハビリに通うことになったんです。まさか停車中にぶつけられるとは思ってもみませんでした」
Aさんは長期にわたる治療を余儀なくされました。
『役員だから休業損害ゼロ』保険会社の非情な対応
約11ヶ月の治療が終わり、相手方の保険会社との本格的な交渉が始まりました。しかし、そこで告げられた言葉にAさんは耳を疑います。
「私は建設業の会社役員をしているのですが、事故の影響で11ヶ月も仕事を休まざるを得ませんでした。それなのに、保険会社の担当者から『役員報酬は給与ではないので、休業損害は一切お支払いできません』と冷たく言われたんです。事故のせいで働けなかったのに、何の補償もないなんてあんまりだ、と強い憤りを感じました」
弁護士への依頼と諦めていた休業損害の獲得
「このままでは納得できないと思い、自動車保険に付いていた弁護士特約を使って相談することにしました。役員でも休業損害が認められる可能性があると聞き、すぐに依頼しました」
依頼を受けた弁護士は、Aさんの具体的な仕事内容や事故による業務への影響を詳細にまとめた主張書を作成し、保険会社と交渉しました。
「弁護士さんのおかげで、保険会社もこちらの主張を認め、諦めていた休業損害が支払われることになったんです。最終的には、当初の提示には全く含まれていなかった休業損害も含めて示談することができ、心から安堵しました」
同じ立場で悩んでいる経営者の方へ
「私のように会社役員という立場で、『休業損害は出ない』と言われて諦めかけている方もいるかもしれません。でも、すぐに諦める必要はありません。専門家である弁護士に相談すれば、状況を打開できる可能性があります。保険会社の言い分を鵜呑みにせず、ぜひ一度、相談してみてください」