予期せぬ追突事故と、消えない痛み
2017年の冬、Sさん(30代・女性)は、三重県内の交差点で停車中に後方から追突されるという、予期せぬ事故に見舞われました。
「停車中にドン!と。相手の運転手は、よそ見をしていたようでした。事故の数日後から首や肩、背中が痛み出して、いわゆる『むちうち』の症状に悩まされることになったんです」
Sさんは懸命に治療を続けましたが、特に背中の痛みはなかなか引かず、仕事や日常生活に支障をきたすようになってしまいました。
非情な治療費打ち切り通告と、持病がもたらす苦悩
事故から約7ヶ月が経過した頃、Sさんは相手方の保険会社から、治療費の支払いを打ち切るという一方的な通告を受けます。
「まだ背中に痛みが残っていて、お医者様も『完治させたい』と言ってくれているのに…。納得できませんでした。それに、私には持病(広汎性発達障害)があり、事故のストレスで症状が悪化したり、通院自体が大きな負担になったりもしていたんです。そのせいで思うように通院できなかったこともあり、本当に辛かったです」
体の痛みと、持病への無理解、そして非情な通告。Sさんは心身ともに追い詰められていきました。
弁護士への依頼と、苦しみが認められた解決
「このままではいけない」。職場の上司の勧めもあり、Sさんは自動車保険の弁護士特約を使って相談することを決意します。
「弁護士さんに、治療を続けたいこと、保険会社の対応への不満、そして持病のことも含めてすべてお話ししました」
依頼を受けた弁護士は、まず後遺障害の申請を行いましたが、結果は非該当。Sさんの持病の影響で十分な通院ができなかったことも一因と考えられました。
「後遺障害が認められなかったのは残念でしたが、その後の交渉はすべて弁護士さんにお任せしました。私の持病の事情もきちんと主張してくださり、慰謝料の計算でその点を考慮してもらうことができたんです。最終的に納得のいく形で示談が成立し、本当に救われました」
一人で悩まず、専門家を頼ることの大切さ
「保険会社の担当者と直接やり取りするのは、精神的にとても大変です。特に私のように持病があると、その負担はさらに大きくなります。弁護士特約があったおかげで、費用を気にせず、自分の状況を理解してくれる専門家にすべてを任せることができました。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、一人で抱え込まずに相談することをお勧めします」