突然の追突事故と深刻な診断
2016年の春、会社を経営するIさん(40代・男性)は、神奈川県内で車を運転中、赤信号で停車していたところを後方から追突される事故に遭いました。
「事故直後は体がだるい程度だったのですが、1ヶ月ほど経ってから顔や両手にしびれが出て、ふらふらになってしまったんです。自分で救急車を呼び、病院で首のMRIを撮ってもらいました」
そこで告げられたのは、あまりにも重い診断でした。
「『頸髄がぐにゃぐにゃに損傷している』と言われ、血の気が引きました。まさか停車中の事故で、こんな大怪我を負うとは思ってもいませんでした」
奇跡的な回復と、後遺障害非該当という非情な現実
Iさんは専門の病院に入院。症状は悪化し、一時は下半身麻痺や膀胱機能障害も現れました。しかし、手術を検討する中で奇跡的に症状が回復に向かいます。
「一時はもう歩けないのかと絶望しました。幸い回復できましたが、退院後も首や背中、腰の痛みが残り、日常生活に支障が出ていました」
懸命に治療を続けましたが、約1年後に保険会社から症状固定を促され、後遺障害等級認定を申請。しかし、結果は「非該当」でした。
「これだけ大きな怪我をして、今も痛みが残っているのに、後遺障害が認められないなんて到底納得できませんでした」
弁護士への依頼と粘り強い交渉の末の解決
Iさんはこの結果に納得がいかず、弁護士に相談し、後遺障害の異議申立てを依頼します。
「弁護士さんにお願いしましたが、医師の協力が得にくいなどの事情もあり、残念ながら結果は覆りませんでした。本当に悔しかったです」
後遺障害は認められなかったものの、弁護士は休業損害や慰謝料について粘り強く交渉を続けました。
「後遺障害の件は残念でしたが、その後の示談交渉はすべてお任せできました。保険会社と直接話すストレスから解放されただけでも、本当に助かりました。最終的には、納得のいく形で示談をまとめていただくことができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「私のように大きな怪我をしたにもかかわらず、後遺障害が認められずに悔しい思いをしている方は少なくないと思います。保険会社の言うがままにせず、専門家である弁護士さんに相談することが本当に大切です。諦めずに自分の正当な権利を主張してほしいと思います」