突然の事故と、あまりに不誠実な施設の対応
ある日、デイサービスを利用していたSさん(70代・男性)を悲劇が襲いました。埼玉県内での出来事を、息子様が振り返ります。
「父がデイサービスの散歩中に階段から転倒しました。しかし施設からの連絡はなく、帰宅後に容体が悪化し、病院で脳出血と診断されたんです。左半身には麻痺が残ってしまいました」
突然の出来事に加え、今後の治療費や介護費用など、ご家族は大きな経済的不安を抱えることになりました。
「施設側は非を認めているのに、今後の補償については保険の範囲内としか言わず、とても不安でした」
提示額200万円への怒りと、消えない不信感
Sさんの治療が続く中、施設側から提示されたのは、ご家族にとって到底受け入れがたい金額でした。
「施設側から、示談金として約200万円を提示されました。父は麻痺で苦しみ、これからの人生が大きく変わってしまったというのに、この金額はあまりにも低いと感じました」
ご家族は、このままでは父の無念を晴らせないと感じ、専門家への相談を決意します。
「父の苦しみが、こんな金額で済まされてしまうのかと、強い怒りを覚えました」
弁護士依頼で勝ち取った、2800万円超の正当な賠償
「提示額が妥当なのか分からず、弁護士さんに相談しました。ところが、交渉の最中に父が亡くなってしまったのです。本当にショックでした」
弁護士は、Sさんの死亡と事故との因果関係を証明するため、粘り強く交渉を続けました。その結果、相手方も因果関係を認め、賠償額は大きく動きます。
「時間はかかりましたが、弁護士さんのおかげで事故と父の死との因果関係が認められ、最終的に2,800万円を超える金額で示談することができました。当初の提示額から14倍以上です。専門家にお願いしていなければ、到底得られなかった結果だと思います」
納得できない提示額で悩んでいるご家族へ
「もし、あの時200万円という提示額を受け入れていたら、今でも後悔し続けていたと思います。加害者側から提示される金額は、被害者の苦しみに見合っていないことがほとんどです。金額に納得できない、相手の対応がおかしいと感じたら、一人で抱え込まず、すぐに弁護士さんに相談することをおすすめします」