横断歩道上の悲劇。母の死と不当判決、高裁で晴らした無念

70代 女性 静岡県
Tさんの娘様

「突然母を亡くした悲しみの中、保険会社も裁判も信じられない。この悔しさは、どこにぶつければいいの…」

突然の死亡事故。残された家族の悲しみと闘いの日々。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
個人情報保護の観点から編集を加えています

散歩中の母に突然の悲劇

2021年の冬、Tさん(70代・女性)の娘様は、故郷の静岡県で暮らす母の訃報に言葉を失いました。

「母は夫と二人暮らしで、いつものように散歩に出ただけだったんです。横断歩道を渡っている最中に、まさか車にはねられるなんて…。相手は80代の高齢ドライバーだったと聞きました」

事故の知らせを受け、兵庫県から駆けつけた娘様。しかし、母は急性硬膜下血腫など重症頭部外傷を負い、意識が戻らないまま8日後に息を引き取ったといいます。

「あまりに突然のことで、父も私も現実を受け止められませんでした。どうして母がこんな目に遭わなければならないのか、やり場のない怒りだけがこみ上げてきました」

信じられない保険会社の対応と、さらなる絶望

悲しみに暮れるご遺族を、さらに苦しめたのが相手方保険会社の対応でした。

「事故後すぐに連絡がありましたが、事務的な口調で面談を急かされるなど、こちらの気持ちを全く考えていない態度に本当に腹が立ちました。感じも悪く、とても話せる状態ではありませんでした」

ご遺族は、せめて正当な裁きをと裁判に臨みましたが、待っていたのはさらなる絶望でした。

「第一審の判決は、到底納得できるものではありませんでした。保険会社寄りの内容で、私たちの訴えが全く聞き入れられなかったのです。母の死を軽んじられたようで、悔しくてたまりませんでした」

弁護士と二人三脚で掴んだ、高裁での逆転和解

第一審判決に納得がいかず、途方に暮れていた娘様は、弁護士にすべてを託すことを決意します。

「このままでは母が浮かばれないと思い、弁護士さんに相談しました。第一審の判決に納得がいかないと伝え、控訴することにしたんです」

依頼を受けた弁護士は、ご遺族の無念を晴らすべく、すぐに控訴審の準備に取り掛かりました。

「弁護士さんは私たちの気持ちを汲んで、熱心に主張を組み立ててくれました。高裁では、第一審の判決が見直され、私たちの主張を汲んだ和解案が提示されたのです。長い戦いでしたが、ようやく母への供養ができた気がします。弁護士さんに依頼していなければ、悔し涙を飲んだままだったと思います」

諦めずに専門家と戦う勇気を持って

「大切な家族を突然失った上に、保険会社や裁判で辛い思いをするのは本当に苦しいことです。私たちも何度も心が折れそうになりました。でも、そこで諦めてはいけないと思います。納得できないことには、きちんと声を上げるべきです。一人で抱え込まず、法律の専門家である弁護士さんに相談してみてください。きっと力になってくれるはずです」