センターライン越えの悪夢、廃車になるほどの衝撃
2020年の秋、静岡県内で車を運転していたFさん(40代・女性)は、予期せぬ悪夢に見舞われます。
「センターラインを越えてきた対向車と正面衝突しました。自分の車は廃車になるほどの衝撃で、本当に怖かったです」
事故により、Fさんは頚椎捻挫や胸骨の骨挫傷、打撲など、全身に大きなダメージを負いました。
「首の痛みはもちろん、シートベルトで強く圧迫された胸の骨もひどく痛みました。レントゲン写真で胸骨がへこんでいるのが分かるほどだったんです」
事故後、Fさんは約半年間にわたり、130日もの通院を続け、懸命に治療に励みました。
通院の日々と「後遺障害非該当」という非情な結果
約半年間の治療を終え、2021年の春に症状固定となったFさん。しかし、首の痛みは依然として残っていました。
「懸命にリハビリに通いましたが、首の痛みは残ったままでした。それなのに、後遺障害の申請をしたら結果は『非該当』。あんなに痛い思いをしたのに、何も認められないなんて、悔しくてたまりませんでした」
さらに、相手方の保険会社から提示された示談金は約82万円。この金額が妥当なのかも分からず、Fさんは途方に暮れていました。
弁護士の異議申立てで逆転。後遺障害14級が認定される
保険会社の対応に納得できなかったFさんは、弁護士に相談することを決意します。
「弁護士さんに後遺障害が認められなかった悔しさを伝え、異議申立てをお願いしました。正直、厳しいかもしれないという話もありましたが、諦めたくなかったんです」
Fさんの想いを受け、弁護士は胸骨のCT画像なども用いて粘り強く主張。その結果、一度は非該当とされた後遺障害について、頚椎捻挫を理由とする14級の認定を勝ち取ったのです。
「結果を聞いたときは、本当に信じられない気持ちでした。諦めずに弁護士さんに頼んで本当に良かったです」
その後、弁護士は紛争処理センターも利用し、Fさんが納得できる形で示談を成立させました。
諦めないでほしい、専門家への相談という選択肢
「もし、あのまま保険会社の言うことを聞いていたら、後遺障害も認められず、悔しい思いをしたままだったでしょう。痛みで苦しんでいるのに『非該当』と言われた時の絶望感は、言葉にできません。私のように結果が覆ることもあります。一人で抱え込まず、まずは専門家の方に話を聞いてもらうことを強くお勧めします」