介護施設からの衝撃的な報告
Kさん(70代・女性)の息子さんは、ある年の秋、お母様が入居する有料老人施設から衝撃的な報告を受けます。
「『お母様がベッドからずり落ちました』と。要介護5の母が、オムツ交換の際に介護士さんの目の前で転落したと言うんです。翌日、母は発熱し、膝が腫れ上がっていました」
息子さんはすぐさま救急車を要請。搬送先の病院で、お母様は左膝関節大腿部骨折と診断されました。
「すぐに手術となりましたが、術後には肺炎まで併発してしまって…。ただでさえ高齢なのに、本当に心配でなりませんでした」
誠意の見えない施設側の対応への苛立ち
事故当初、施設側は全面的に責任を認めていました。しかし、具体的な補償の話になると、その対応は一変します。
「最初は『速やかに賠償します』と言っていたのに、いざ話を進めようとすると『そちらから請求してください。それを見て検討します』という態度に変わったんです。母は意思表示も難しい状態で、これからどうなってしまうのか、怒りと不安でいっぱいでした」
弁護士への依頼と安心の解決
施設側の不誠実な対応に、息子さんは弁護士への相談を決意します。
「母は意思表示が難しい状態だったため、まず成年後見の申し立てから弁護士さんにお願いしました。その後の施設との交渉もすべてお任せできたので、精神的な負担が大きく減りました」
弁護士が介入し、粘り強く交渉を進めた結果、無事に示談が成立しました。
「最終的に、納得のいく形で示談をまとめていただきました。何より、大変な状況の中で専門家が間に立ってくれたことが、本当に心強かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「介護施設での事故は、被害者本人が声を上げられないケースも多いと思います。施設側の言葉を鵜呑みにせず、少しでも対応に疑問を感じたら、すぐに専門家である弁護士さんに相談するべきです。私たち家族だけでは、ここまでたどり着くことはできませんでした」