デイサービスから父が行方不明に…予期せぬ死と施設の責任を問う遺族の悲しみ

80代 男性 兵庫県
Mさんの娘様

「まさか施設からいなくなるなんて…。父がどれほど心細かったかと思うと、今でも胸が張り裂けそうです」

父の突然の死。残された家族の悲しみと施設への不信感。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
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突然の知らせ、信じがたい父の死

ある年の秋、Mさんの娘様のもとに、信じがたい知らせが届きます。兵庫県内のデイサービス施設を利用していた父・Mさん(80代・男性)が行方不明になったというのです。

「父は認知症を患っていました。デイサービスの送迎車に乗る際に、職員さんが少し目を離した隙にいなくなってしまったと…。その2日後、父が亡くなったと警察から連絡があったんです。信じられませんでした」

Mさんは、施設近くの池で発見されたとのこと。あまりにも突然の悲劇に、ご遺族は言葉を失いました。

悲しむ間もなく始まった施設との話し合いと募る不信感

司法解剖の結果を待つ間、ご遺族は施設との話し合いに臨むことになりました。

「父には徘徊癖があり、施設側もそれは知っていたはずです。それなのに、なぜ目を離してしまったのか。これから施設と話し合いをしますが、どう対応すればいいのか、何を主張できるのか全く分からず、ただただ不安でした」

悲しみに暮れる中、専門的な知識のないまま施設側と対峙することに、ご遺族は大きな不安と憤りを覚えていました。

弁護士への依頼と裁判、そして一つの区切り

途方に暮れたご遺族は、弁護士に相談し、施設への損害賠償請求を依頼。交渉は裁判へと進みました。

「裁判では、施設側が父の徘徊を予測できたかどうかが大きな争点になりました。弁護士さんは私たちの気持ちを汲んで、懸命に戦ってくれましたが、裁判所の見解は正直、厳しいものでした」

裁判所からは、施設側の責任を問うのは難しいとの心証が示され、ご遺族は苦渋の決断を迫られます。

「悔しい気持ちはありましたが、最終的には和解という形で解決することになりました。弁護士さんにすべてお任せしていたので、精神的な負担は大きく減りました。一つの区切りをつけられたと思います」

同じような悲しみを抱える方へ

「突然家族を失う悲しみは、言葉になりません。特に施設での事故は、『まさか』という思いが強く、どうしていいか分からなくなります。私たちは、専門家である弁護士さんに相談したことで、精神的に支えられ、前を向くことができました。一人で抱え込まず、まずは相談してみてほしいです」