信号のない横断歩道で…突然の悪夢
東京都在住のCさん(40代・女性)は、翻訳や通訳の仕事をする会社員です。ある年の夏、神奈川県内で信号のない横断歩道を渡っていたところ、突如バイクにはねられるという不運に見舞われました。
「まさか横断歩道でひかれるなんて、信じられませんでした。全身を強く打ち、膝は縫うほどの大怪我でした」
頚椎捻挫や腰椎捻挫、股関節の挫傷など、体中に痛みが走り、当時はコロナ禍だったこともあり入院もできず、通院での治療を余儀なくされました。
残る痛みと心の傷、そして保険会社の提示
約半年間、懸命に治療を続けましたが、股関節や太ももには痺れが残ってしまいました。この症状は後遺障害等級14級9号と認定されましたが、体の不自由さは消えません。
「事故のショックで夜も眠れなくなり、不安発作と診断されて心療内科にも通うことになりました。加害者からの謝罪すらないことにも、強い憤りを感じていました」
そんな中、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その金額が自身の苦しみに見合っているのか、Cさんには全く分かりませんでした。
弁護士への相談が拓いた解決への道
「提示された金額が妥当なのか、後遺障害や精神的な苦痛に対する補償は十分なのか、不安だらけでした。費用倒れになるのも怖かったですが、専門家の意見を聞きたくて弁護士に相談しました」
弁護士は、Cさんの状況を丁寧に聞き取り、慰謝料や後遺障害に関する賠償額は増額できる可能性が高いと説明。その言葉に後押しされ、Cさんは交渉を依頼しました。
休業損害など複雑な部分もありましたが、弁護士が粘り強く交渉した結果、最終的に示談金は大幅に増額。加害者側の保険会社と直接やり取りする精神的な負担からも解放され、Cさんは安堵の表情を浮かべました。
同じように事故で苦しんでいる方へ
「事故の後は、体の痛みだけでなく、将来への不安や相手方とのやり取りで本当に心が疲弊します。私の場合は、事故が原因で心の病気にもなってしまいました」
そう語るCさんは、自身の経験を振り返り、こう続けます。
「保険会社から提示された金額を鵜呑みにせず、一度弁護士さんに相談することをお勧めします。自分の苦しみが正当に評価されることで、少しでも心が軽くなるはずです。一人で抱え込まないでください」