突然の正面衝突。信じられない悪夢
ある年の秋の早朝、熊本県内でバイクを運転していたSさん(20代・男性)に、突然の悪夢が襲いかかります。
「普通に直進していたら、対向車が突然センターラインをはみ出してきて、真正面から突っ込んできたんです。一瞬何が起きたか分からず、気づいたら倒れていました」
この事故でSさんは、骨盤脱臼骨折、右膝靭帯損傷という大怪我を負ってしまいました。
「相手の保険会社は、こちらのバイクのライトが点いていなかったから1割の過失があると言ってきましたが、私の記憶では間違いなく点灯していました。逆走してきたのは相手なのに、到底納得できるものではありませんでした」
3度の手術と長いリハビリ、そして募る不安
Sさんの治療は長期にわたりました。骨盤にプレートを入れるなど3回もの手術を受け、入院生活は100日以上に及びました。
「とにかく痛みがひどくて…。手術もリハビリも本当に辛かったです。退院後も2年以上にわたって通院を続けましたが、体は事故前と同じ状態には戻りませんでした」
治療がようやく終わったのは、事故から約2年半後のこと。しかしSさんの心は、体の痛みと将来への不安で晴れることはありませんでした。
迫る時効の壁と弁護士への最後の望み
症状固定となったものの、後遺障害の申請はまだ行われていない状態でした。さらに追い打ちをかけるように、損害賠償を請求できる権利が間もなく時効で消滅してしまうという事実が判明します。
「体が元通りにならない不安に加えて、時効が迫っていると知り、もうどうしていいか分からなくなってしまいました。最後の望みをかけて、自動車保険の弁護士特約を使って相談することにしたんです」
Sさんの依頼を受けた弁護士は、時効を中断させる手続きを迅速に行い、後遺障害の申請に着手。その結果、骨盤の変形などで「併合12級」という等級が見事に認定されました。
「時効寸前で本当に焦りましたが、弁護士さんが迅速に対応してくれて、後遺障害が認められた時は心からほっとしました。その後の交渉もすべてお任せでき、精神的な負担が全くなくなりました。最終的に満足のいく形で解決でき、感謝しかありません」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故後の対応は、精神的にも肉体的にも本当に大変です。私の場合、時効というタイムリミットもあって、本当にパニックになりました。もし一人で抱え込んでいたら、悔しい結果になっていたと思います。保険会社の対応や将来のことに少しでも疑問や不安を感じたら、すぐに専門家である弁護士さんに相談することをお勧めします」