突然の事故と消えた記憶
ある年の冬、Fさん(60代・女性)は宮城県内でバスを降りた直後、恐ろしい事故に見舞われます。
「バスを降りて、歩道を歩こうとした時だったと思います。左から来た車にはねられて…。事故の瞬間の記憶はほとんどないんです。気づいたら病院のベッドの上で、体中に激痛が走りました」
Fさんはこの事故で左腕、右手、左眼底、左肋骨と複数箇所を骨折する大怪我を負い、10日間の入院を余儀なくされました。
長引く治療と保険会社への不信感
退院後もFさんは懸命に治療を続けましたが、痛みは残り、事故から約2年近く経って症状が固定。後遺障害等級14級9号が認定されました。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その内容にFさんは愕然とします。
「何ヶ所も骨折して、長い間つらい思いをしたのに、提示された金額を見て『これで終わり?』と信じられませんでした。しかも、最初は『あなたの過失が1割です』と言われて。納得できないと伝えたら少しは変わりましたが、それでもこの金額が妥当なのか分からず、本当に途方に暮れてしまいました」
弁護士への相談で得られた正当な補償
保険会社の提示に納得できなかったFさんは、弁護士に相談することを決意します。
「提示された金額が妥当なのか知りたくて、弁護士さんに相談しました。すると、慰謝料などが本来あるべき基準よりもかなり低く計算されていると分かり、増額の可能性があると教えてもらいました」
依頼を受けた弁護士が保険会社と交渉を開始。当初、保険会社は過失割合についても争う姿勢を見せましたが、弁護士が粘り強く交渉を続けました。
「交渉はすべて弁護士さんにお任せしました。保険会社と直接やりとりする精神的な負担がなくなり、本当に助かりました。最終的に、後遺障害についての補償などをしっかりと認めてもらい、示談することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故のことは思い出したくもありませんが、受けた損害に対して、正当な補償を受けることはとても大切です。保険会社から提示された金額を『そんなものか』と鵜呑みにせず、一度弁護士さんに相談することをお勧めします。専門家の方がそばにいてくれるだけで、とても心強かったですよ」