突然の追突事故と続く痛み
Nさん(40代・男性)の事故は、ある年の春に起きました。新潟県内で車を運転中、赤信号で停車していたところ、後方から突然追突されたのです。
「本当に不意打ちでした。赤信号で普通に止まっていただけなのに、ドン!という衝撃で…。首と肩に強い痛みを感じ、すぐに病院へ向かいました」
事故の状況は、Nさんに全く非のないものでした。
「整形外科に通い始めたのですが、痛みはなかなか引きませんでした。特に梅雨の時期はひどくて。でも、先生は『梅雨だから仕方ない』と言うだけで、詳しい検査もしてくれない。本当にこのままで良くなるのか、すごく不安でした」
仕事への支障と保険会社への不信感
Nさんは自営業で、重い荷物を持つこともあるため、首や肩の痛みは仕事に直接的な影響を及ぼしていました。
「痛みのせいで仕事に支障が出ているのに、相手の保険会社は休業に対する補償をなかなか認めようとしてくれませんでした。『医師の就労制限の指示がない』の一点張りで…。それに、通っている病院もレントゲンしか撮ってくれず、MRIなどの精密検査を希望しても応じてもらえない。治療方針にも、保険会社の対応にも、どんどん不信感が募っていきました」
体の痛みと、誰にも理解してもらえないという二重の苦しみがNさんを襲いました。
弁護士への相談と示談交渉のゆくえ
「このままでは埒が明かないと思い、自分の自動車保険についていた弁護士特約を使って、専門家に相談することに決めたんです」
Nさんの依頼を受け、弁護士はまず後遺障害の申請手続きを進めました。相手方の保険会社が特殊な共済組合で、通常とは異なる手続きが必要となりましたが、弁護士は被害者請求という形で対応しました。
「結果は『非該当』で、後遺障害としては認められませんでした。正直、がっかりしました」
しかし、その後の示談交渉で弁護士は粘り強く交渉を続けました。
「一番揉めていた休業損害についても、保険会社に認めさせることができたと聞いたときは、本当にほっとしました。最終的に納得できる金額で示談が成立し、精神的な負担から解放されました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故後、痛みがあるのに『気のせいだ』とか『天気のせいだ』と言われるのは本当につらいです。保険会社の対応も、被害者の気持ちを全く考えていないように感じることが多々ありました。一人で抱え込まず、弁護士さんに相談して本当に良かったです。専門家が間に入るだけで、状況が大きく変わることを実感しました。少しでも疑問や不安があれば、すぐに相談することをおすすめします」