バイク自損事故で第一腰椎圧迫骨折
「2016年の春、当時20歳だった息子がバイクで自損事故を起こしました。診断は第一腰椎の圧迫骨折。自動車整備士としてまさにこれからという矢先の出来事でした」
そう語るのは、岐阜県にお住いのSさんのお父様。ご子息のSさんは、専門学校を卒業したばかり。入社日に挨拶しただけで、そのまま2ヶ月間の入院生活を送ることになりました。
後遺障害11級認定も、提示額はわずか240万円
事故から約5ヶ月後、Sさんには後遺障害等級11級7号が認定されました。背骨が変形する重い後遺症です。
「後遺障害が認定されたので、これで正当な補償が受けられると思いました。しかし、人身傷害保険の保険会社から提示された金額は、後遺障害慰謝料150万円、逸失利益90万円の合計240万円。整備士として働く息子の将来の収入減を考えると、逸失利益がたった90万円というのは、あまりにも低すぎると感じました」
お父様は、この提示額に強い不信感を抱きました。
裁判を経て、最終的に約815万円を獲得
「この金額が妥当なのか、専門家の意見を聞きたいと思い、息子に代わって私が弁護士さんに相談しました」
依頼を受けた弁護士が交渉を開始しましたが、保険会社は低い逸失利益の主張を崩さなかったため、提訴に踏み切りました。
「裁判は1年以上もかかりましたが、弁護士さんが粘り強く交渉を続けてくださった結果、最終的に8,149,595円で和解することができました。当初の提示額から約575万円もの増額です。専門家に頼んで本当に良かったと心から思いました」
保険会社の提示額に疑問を感じたら
「保険会社が提示する金額、特に逸失利益などは、必ずしも正当な額とは限りません。私たちのように、裁判をすることで大幅に増額するケースもあるのだと知りました。提示額に少しでも疑問や不満を感じたら、諦めずに弁護士さんに相談してみてください。それが、ご自身やご家族の将来を守ることに繋がるはずです」