赤信号で停車中の悪夢
「ある年の夏のことです。赤信号で停車していたら、後ろからドンッ!と強い衝撃がありました。追突されたんです」
そう語るのは、大阪府にお住いのSさん(50代・女性)。その事故で首と肩を痛め、通院治療を余儀なくされました。
「過失割合は10対0でした。入院こそしませんでしたが、その年の末まで治療を続けることになりました。まさか停まっている時にぶつけられるなんて、本当に驚きました」
Sさんは、自営業の手伝いと主婦業をこなしながら、懸命に治療に専念しました。
納得できない保険会社の提示
治療を終え、相手方の保険会社との示談交渉が始まりました。しかし、提示された内容にSさんは愕然とします。
「示談金として90万円が提示されたのですが、その内訳を見て言葉を失いました。主婦として、また自営業の手伝いを休んだ分の休業損害が、全く考慮されていなかったんです。慰謝料は基準通りだと言われましたが、休んだ期間の補償がゼロだなんて、到底納得できませんでした」
体の痛みに加え、保険会社の不誠実とも思える対応に、Sさんは強い憤りと不安を感じました。
弁護士への相談と正当な補償の獲得
「このまま泣き寝入りはしたくない。そう思って、弁護士さんに相談することにしたんです」
Sさんの依頼を受け、弁護士はすぐに交渉を開始。Sさんの状況を丁寧に聞き取り、休業損害が認められるべきだと強く主張しました。
「弁護士さんは、紛争処理センターという機関を使って交渉を進めてくれました。保険会社と直接やりとりするストレスから解放されただけでも、本当に気持ちが楽になりました。最終的には、休業損害もしっかりと認められ、満足のいく形で解決することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故に遭っただけでも辛いのに、保険会社の対応でさらに傷つけられるのは本当に理不尽です。私の場合、主婦の休業損害は補償されないかのような扱いを受けましたが、弁護士さんのおかげで正当な権利を主張できました。保険会社の提示に少しでも疑問を感じたら、一人で抱え込まず、専門家に相談することをお勧めします」